2017年1月13日発行“ARMの最新アーキテクチャ「ARMv8-M」が目指す「セキュアMCU」とは”の記事を読むと、ARMコアの新ラインアップCortex-M23の中身:ARMv8-Mが備えるセキュリティの概要が分かります。IoT向けマイコン:MCU実現には、Cortex-M23にARM RTOSのmbed OS 5実装が必須になりそうです。
重要なのは、これらの防御にもかかわらず外部との通信セキィリティ、具体的には通信データの暗号化処理は、別途IP:Cryptocell-312か、または、mbed OS 5(TLS部分)が必要になる点です。低価格IoT向けMCUでは、IP追加よりもmbed OS 5実装の方が現実的ですので、結局、下記公式が成り立ちそうです。
これらの対応にIoTマイコン開発も、mbed OS 5やFreeRTOSなどのRTOSが実装済みのレファレンスデザインキット提供が必要だと思います。例え無線規格変更やRTOS変更が生じても、キットの基本部分は同一で、無線モジュール載せ替えとRTOS APIを利用していればアプリ側の小変更で対応できるからです。