x64コア電力効率改善

既存ソフト互換性の高いAMD/Intelx64コア、電力効率の高いQualcommARM64コア、この認識が変わる可能性があります。x64コア汎用レジスタを16個から32個へ増やし、新拡張命令セット:APXが加わるからです。

汎用レジスタ32個メリット

レジスタは、演算情報を一時的に出し入れする極めて高速なCPU内臓メモリです。これには予め役割が決まっているプログラムカウンタやスタックポインタの他に、コンパイラやマシン語プログラマが自由に使うことができる汎用のレジスタもあります。

CPUレジスタ構成(NotebookLM作成)
CPUレジスタ構成(NotebookLM作成)

x64コアの汎用レジスタ数は、従来16個でした。今回、これを32個へ倍増します。

汎用レジスタ倍増により、AIなどの膨大なデータ処理の効率化が可能です。従来比、頻繁なレジスタへのロード/ストア命令を削減でき、その結果、処理の電力効率向上に大きく寄与するからです。

新拡張命令セット:APX

64コア陣営のAMD/Intel社は、共同で上記32個汎用レジスタを活用する新命令セット:APX Advanced Performance Extensions)を公開しました(次世代APX公開202654日、Finance BigGo)。

APXは、単にレジスタ増加対応だけでなく、近代的RISCコア命令セットの利点も取り入れています。

例えば、整数演算命令の3オペランド命令化や条件付き実行命令の拡大化などです(参考記事:x86アーキテクチャに64ビット以来の革命202652日、XenoSpectrum)。これらにより、コンパイラはより高性能で近代的マシン語を生成できます。

x86/x64下位互換維持しAI時代へ対処

今回の汎用レジスタ32個化と新命令セットAPXは、省電力性に優れたARM64RISC-Vコアに対するx86/x64コア陣営からのハード/ソフト両方の対抗策です。

しかも、この対策は既存ソフトウェアの大規模改修が不要です。APX対応コンパイラを利用すれば、既存ソフトウェア再コンパイルのみでネイティブ対応となるからです。ARM64コア陣営が、エミュレータ(Prizm)によるx86/x64ソフトウェア対応と根本的に異なる点です。

つまり、膨大なx86/x64アプリケーションの下位互換性を維持したまま、AI時代の省電力性やデータセンタへも対応でき、AMD/Intel両社共同のx64コア生き残り策と言えます。

Summaryx64コア電力効率改善

x64陣営とARM64陣営のAI CPU覇権争い
x64陣営とARM64陣営のAI CPU覇権争い

AMDIntelは、両社共同で汎用レジスタ32個化や新拡張命令セットAPXにより、AI時代の省電力性やデータセンタへ適した新しいx64アーキテクチャを公開しました。市場もこの動きに反映し、両社の株価は急騰しています。

新しいx64コアは、x86/x64ソフトウェア下位互換性を維持したまま電力効率が高いARM64RISC-Vコアに十分対抗できます。クラウドAI側だけでなくエッジAI側コアへのインパクトも非常に大きいと思います。


Word/Writerレイアウト崩れ対策

Microsoft WordLibreOffice Writerの両方を使って文書編集時、レイアウト崩れを防ぐ方法を示します。会社はWord、自宅はWriterで同一文書を編集する時に役立ちます。

レイアウト崩れ

Word作成文書をWriterで編集する場合、オリジナルWordの図形位置や文書折り返し等が、Writer編集時に異なることをレイアウト崩れと言います。

図形レイアウト崩れと文書レイアウト崩れ、それぞれを防ぐ2対策を示します。

Writerは無償最新版LibreOffice 26.2.2WordMicrosoft 365を使用します。

図形レイアウト崩れを防ぐ対策

図形をWordで文書内挿入の場合、デフォルトレイアウトは「行内」です。

このデフォルトレイアウトのままWriterで編集すると、Word図形があらぬ場所へ表示されレイアウト崩れが生じます。

図形レイアウト崩れ対策:レイアウトオプションを文字列の折り返しで上下、文字列と一緒に移動設定
図形レイアウト崩れ対策:レイアウトオプションを文字列の折り返しで上下、文字列と一緒に移動設定

対策は、Word図形のデフォルトレイアウトを、上図右側のように「文字列の折り返し」で「上下」、「文字列と一緒に移動する」へ変更することです。

文字レイアウト崩れを防ぐ対策

Word文書をWriter編集する時に文字レイアウトが崩れる原因は、1ページの余白、行数、文字数、間隔がWord/Writerで異なるためです。WordWriterでこれらを同一にすれば文字レイアウト崩れは防げます。

Wordのページ設定ユーザインタフェース
Wordのページ設定ユーザインタフェース
Writerのページ設定ユーザインタフェース
Writerのページ設定ユーザインタフェース

但し、上図のようにページ設定ユーザインタフェースは、Word/Writerで異なるため、これらを同一にするのは面倒です。

筆者は、WordWriter共に余白は最小、その他行数や文字数等はデフォルトのまま利用しています。

SummaryWord/Writerレイアウト崩れ対策

筆者の場合、Word文書をWriter編集する時に一番気になるレイアウト崩れは、図形位置です。そこで、この図形位置レイアウト崩れを防ぐWord側の追加設定:「文字列の折り返し」で「上下」、「文字列と一緒に移動する」を示しました。文字に関しては、デフォルトのままでも気になるレイアウト崩れは生じません。

編集中のWriterとWord文書
編集中のWriterとWord文書

この対策で編集中のWriter文書(左)と、オリジナルWord文書(右)が上図です。

Afterword:先行文書作成、最終版図形挿入

文書のみを先行作成し、最終版文書へ図形挿入すれば、最も簡単にWord/Writer編集が可能です。但し、説明するための文書は、図形有無が本文にも影響を与えるため最終版の見極めも大切ですが・・・。


AI基本のキ:ChromeとEdge

クラウドAIアプリ提供の2社ブラウザ、Google ChromeMicrosoft Edgeの現状をまとめました。

AIアプリ:GeminiNotebookLM、クラウド版Copilot機能差

2025年8月投稿Google GeminiNotebookLMMicrosoftクラウド版Edge CopilotAIアプリ差を再掲します。

特徴 Gemini NotebookLM クラウド版Copilot
目的・機能 汎用AIアシスタント ユーザ資料理解・分析・整理 汎用AIアシスタント
AI
エントリーポイント
情報源 インターネット全体 ユーザアップロード資料 インターネット全体
得意分野 広範囲情報検索・分析 資料要約、ハルシネーション抑制 広範囲情報検索・分析
利用例 企画書、アイデア創出 長文・長時間動画要約 企画書、アイデア創出

AIアプリは、現状も概ね上記8月時点と変わりません。変わったのは、その提供方法です。

Google AIアプリはChromeタブ内へ統合

2記事は、Google Chromeのハンバーガメニュー経由で、AIアプリGeminiNotebookLMをより簡単に使えることを示しています。目的は、「検索タブ内でのAI処理」です。

Geminiへ統合されたノートブック(NotebookLM)
Geminiへ統合されたノートブック(NotebookLM)

Chromeで新しいタブを開き、GoogleアプリからGeminiを選ぶと左側にハンバーガメニューが現れます。メニューを開いたのが上図です。このメニューのノートブックは、NotebookLMです。過去NotebookLM利用履歴も一覧表示されます(図は削除済み)。

つまり、Geminiアプリ内からNotebookLMアプリも使える訳です。

また、Chromeの新しいタブに「Geminiに相談」が下図のように順次追加されます(弊社は未追加の為、記事より抜粋)。

ChromeにGemini統合(記事より抜粋)
ChromeにGemini統合(記事より抜粋)

従って、1つのChromeタブ内で、全ネットAI処理のGeminiとユーザアップ限定AI処理のNotebookLMの両方が簡単に使えます。

統合後のChromeは、検索情報の同一タブ内での所望AI処理が可能へと変わります。

Microsoft Copilot AIアプリは迷走中

一方、Microsoftは、Windows全てのAIアプリのエントリーポイントがCopilotアイコンです。GeminiNotebookLMなど機能を明確に分離してスタートしたGoogle AIアプリと最も異なる点です。

このMicrosoft AIアプリは、現在、改名や実装変更を繰返す大混乱中です(Copilot大迷走2026327日、@IT)。

Win10からWin11へのアップグレードやAI PC普及が進まず、その結果、Winユーザ離れが進みつつある現状に対するMicrosoft1方策だと筆者は思います。

AIアプリ以外の方策にWin11タスクバー左右移動復活2026321日、PC Watch等もあります。

AIアプリGeminiNotebookLMChromeへ統合し易いのに対し、AI PCやブラウザEdgeも含め全てのAIアプリエントリーポイントにCopilotアイコンを選択したMicrosoft Copilotは、AIアプリ内容やメニュー変更がGoogleに比べ容易なのが災いしたとも言えます。

AI Copilot (Copilot in Windows)は、MicrosoftがユーザのAI好みをしっかり把握するまで迷走すると思います。

SummaryAI基本のキ:ChromeEdge

クラウドAIアプリを提供するGoogle ChromeMicrosoft Edgeの現状とその特徴を示しました。

ChromeはGeminiとNotebookLMを統合
ChromeはGeminiとNotebookLMを統合

Chromeは、GeminiNotebookLMをユーザインタフェースで統合し提供開始しました。一方、EdgeCopilotは、Chromeに比べAIサービス幅が広いため提供内容に迷走中の感がします。

明確に機能を分離したGeminiNotebookLMは、ブラウザChromeへ統合し易く、Windowsや全てのAIエントリーポイントとしてスタートしたEdge Copilotは、AIアプリ内容の変更・修正が容易な事が災いしました。

GoogleMicrosoftAIアプリ提供方法の差が表れた現状が解りました。

AfterwordAIエージェントはどちらを選ぶか

さて、ローカルAI PC エージェントがクラウドAIアプリ利用時は、ChromeEdgeのどちらを選ぶでしょうか。「Google ChromeXXXで、Microsoft EdgeYYYでした。差分はZZZです」と両方利用で回答してくれれば嬉しいです。この回答で人間(筆者)の検討余地が広がりますから。


セキュアブートとRufus

415日配布のWindowsセキュリティ更新プログラムにセキュアブート確認機能が追加されました。この機能の目的と、弊社4PCのセキュアブート状況を示します。

セキュアブート確認機能の目的

Win11要件の1つが起動時ソフトウェアの信頼性示す証明書を持つことです。この証明書利用の安全なPC起動方法をセキュアブートと言います。

この証明書の有効期限は、20266月です。そこで、Microsoftは通常の更新プログラムを通じてこの証明書を最新状態へ更新し、セキュアブート継続を推薦しています。有効期限が切れた証明書では、最悪の場合PCが起動しない可能性もあるからです。

4月例セキュリティ更新プログラムは、このセキュアブート更新状態をユーザへ明示し、本機能が無いPCの排除、つまり更新証明書付き新PC購入をユーザへ促すことがMicrosoftの目的だと思います。

4PCセキュアブート状況

4PCセキュアブート状況
4PCセキュアブート状況

2PCは、証明書を持ちアップグレードしたPCで、うち1台は証明書が古いままのPCです。残り2PCは、証明書が無い為、筆者がアップグレードツール:Rufusを使ってセキュアブート要件を削除し、Win11 25H2へ(無理やり)手動アップグレードしたPCです。

4PCのセキュアブート状態を抜粋したのが上図です。設定の検索ウインドへセキュアと入力し、デバイスセキュリティを選ぶと各PCのセキュアブート状態が示されます。

正常にアップグレードしたPC1台は、セキュアブートがオンで証明書変更済みです。もう1台は、セキュアブートはオンですが、PC稼働率が低いためか証明書更新ができていません。対応に、手動にて証明書更新を行う予定です。

Rufus手動アップグレードの2PCは、そもそもセキュアブート項目自体がありません(図はグレー表示)。

しかしながら、6月以降もこの2PCは安全性を無視しつつも起動すると筆者は思います。Rufusでセキュアブート機能を削除済みだからです。この結果は、6月以降に投稿予定です。

Windows 11 25H2アップグレード回避要件の設定
Windows 11 25H2アップグレード回避要件の設定

Summary:セキュアブートとRufus

弊社4PCを例に、4月のWinセキュリティ更新プログラムに追加されたセキュアブート確認機能を示しました。Rufus手動Win11アップグレードPCは、セキュアブート項目の表示がありません

正常アップグレードWin11 PCでも、低稼働率などから起動時ソフトウェア信頼性を示す証明書の更新ができず、最悪PC不起動になるかもしれません。従って、手動証明書更新は必須です。

セキュリティの重要性はますます増します。しかし、それに伴う運用/更新の手間も増えます。運用を間違うと安全側とは言え起動しない致命的事態を招きます。一方、セキュリティを省くと、攻撃リスクは増えますが今回のような不測事態を初めから回避できるなどのメリット!?があります。

セキュリティの一長一短を示す具体例です。押し付けや排除ではなく、自己責任でセキュリティを設定できることが、パーソナルコンピュータでは重要だと筆者は思います。

AfterwordRufus 4.10以降は更新済み証明書インストール

Rufus 4.11以降は、更新済み証明書(UEFI CA 2023)でインストールメディア作成機能が付いています。つまり、Rufusツールは、安全なPC起動要件を満たし、Rufus手動アップグレード方法そのものはセキュアブートします。

ケガのため休稿

右腕のケガのため、今週の金曜投稿は休みます。

ミニAI PC:AI BOX-A395選定理由

AI PC選択肢は3形態あります。デスクトップPC、ミニPC、ノートPCです。自作PC20数年の筆者が、次期AI PCにミニPCASRockAI BOX-A395を選ぶ理由を示します。

ASRockミニPC:AI BOX-A395(出典:ASRock)
ASRockミニPC:AI BOX-A395(出典:ASRock)

3選択肢の特徴

可搬性重視なら断然ノートPCです。必要機器が全てキーボードと一体化しているからです。但し、加齢による視力低下のため、16インチモニタ搭載でも使い難さがあります。

拡張性重視ならデスクトップPCです。PCI ExpressPCIe)拡張スロットやメモリスロットに余裕(空き)があるため、PC購入後でも機能追加や性能向上が可能です。接続モニタも自由にサイズが選べます。

デスクトップPCとノートPCの中間がミニPCです。筐体小型化のため、ストレージ用M.2スロットに拡張性(空き)がある場合もありますが購入製品の拡張性はデスクトップPC比、低いです。

同一性能のPC購入価格は、ノートPC>ミニPC>デスクトップPCの順番です。ミニPCとデスクトップPCは、キーボードやモニタも別途必要です。

メイン自作PC経験

筆者は、BTOBuild To Order)可能なIntel CPU製デスクトップ自作PCが好きでした。コスパが高いPCを初期投資が少なく構築できたからです。但し、最近は既製PCのコスパも良くなり、BTO PC優位性は少なくなりました。

自作PC最初の数年はUSB2からUSB3、ストレージ拡張なども容易でした。しかし、Intel CPUは、CPU性能向上がマザーボードCPUソケット変更とリンクしているため、結局マザーボード再購入が必要でした。

一方、AMD CPUは、同じCPUソケット(AM4)で数世代CPUに適用できたため、筆者の好みはAMD CPUへ変わりました。最新CPUソケットAM5は、TDP170WDDR5メモリとPCIe 5.0対応でAM4 CPUクーラ互換性もあります。AM5ライフサイクルは、今のところ2027年以降(2028年頃)と言われます。

NotebookLM作成AMD Ryzen AI 400 シリーズのAM5ソケット装着ガイド
NotebookLM作成AMD Ryzen AI 400 シリーズのAM5ソケット装着ガイド

現行のメインPCは、AM4ソケットのデスクトップPCで、23年毎に冷却FAN交換が必要な他は購入ハードウェアのまま運用中です。

筆者の自作メインPC経験を振り返ると、デスクトップPC拡張性利用は無し、定期FAN交換による購入性能維持が運用方法でした。

サブノートPC経験

また、外出先利用サブPC14インチノートPCも所有していました。ノートPCライフサイクルは、5年以上とデスクトップPC比長くなりました。サブPC利用頻度が低いためです。しかし、前述の加齢により16インチノートPC買換えとなりました。

つまり、「デスクトップ/ノートPC共に購入製品性能のまま23年毎の冷却FAN交換」が、筆者のPC運用方法と言えます。

AI PCハードウェア要件と懸念事項

満足できるローカルAI PCLLM処理には、APUNPU+GPU+CPU)と大容量・高速RAM必須です。対応には新しいPCハードウェア購入が必要で、AMDRyzen AI Max+ 395128GBLPDDR5X-8000 MT/s)搭載機が現在の次期AI PC候補です。

この候補で筆者が気になるのは、高速RAM拡張性です。

通常デスクトップPCは、4本メモリスロットがあり2本がRAM実装済み、残りが拡張用です。RAM拡張時、メモリとマザーボードの相性が悪いと、OS起動なしなどのトラブルが頻発します。経験上回避には、購入時から相性の良い十分なメモリ量実装が好ましいと思います。

また、スロットソケットによる8000 MT/s高速RAM追加も不安要素です。例えば、ミニAI PCFEVM FA-EX9の場合は、マザーボードのAPU近傍に8RAMが直接ハンダ実装済みです。製品出荷テストでRAM実働も確認済みなので安心してPC運用ができます。

次に気になる点は、冷却FAN交換です。

FAN交換は小型PCになるほど大変です。小型筐体のため12/14㎝汎用FANが使えないからです。殆どのノートPCは、専用FAN冷却ですので、入手性が悪く高価です。

これら懸念事項を考慮すると、Ryzen AI Max+ 395128GBLPDDR5X-8000 MT/sRAM搭載で冷却FAN交換も容易と思われるASRock製ミニAI PCAI BOX-A395が、次期最有力AI PC候補です。

AI BOX-A395日本提供価格は不明です。MINISFORUMMS-S1 Max よりは安く、GMKtecEVO-X2/BitPCFEVM FA-EX同程度だと嬉しいです。

Summary:ミニAI PCAI BOX-A395選定理由

AI PCは、NPUなどの専用ハードウェアが必須です。筆者20数年の自作PC経験から、RAM拡張性は無いもののLLM処理に十分な高速128GB RAM実装済みで、冷却FAN交換も容易なASRock製ミニAI PCAMD Ryzen AI Max+ 395搭載AI BOX-A395を最有力候補にした理由を説明しました。

AI BOX-A395冷却方法と静音性
AI BOX-A395冷却方法と静音性

AI PCはパーソナルアシスタントになります。メインAI PC/サブAI PC間アシスタント同期方法が不明の現在、信頼性と長寿命、メイン/サブ共用も可能なミニAI PCが最適な形態だと思います。

AfterwordLLM必須容量は減る可能性あり

コチラの記事でLLMメモリ量を大幅削減する量子化技術が発表されました。量子化とAI回答精度は反比例しますが工夫次第なのでしょう。ローカルAI PCも過渡期ですね。

AI PCと脳老化

AI PC入手後の使い方を検討します。使い方を間違うと自分の脳老化を早める可能性もあるからです。

脳老化メカニズム

医師監修記事によると脳の老化は、3040代で始まり、60代になると変化が明確に判るそうです。

脳老化や萎縮が進むのは、意欲や思考の前頭葉、記憶や聴覚の側頭葉の部位で、原因は、年齢、生活習慣の乱れ、ストレスなどです。防ぐ方法は、「積極的」に脳利用時間を増やすことと睡眠、栄養、運動です。

年齢による劣化は避けられません。しかし、メカニズムを知れば劣化速度を遅くし、脳機能の維持・改善もできるというのが記事主旨です。

技術者のAI活用スキル

従来の技術者は、常に新しい技術を学ぶ努力を継続できる人です。これは、共同開発者や自分自身の為でもあります。

AI時代は、新技術をAIエージェントが短時間・効率的に収集、解説します。AIハルシネーション対策に取集とは別のAIで行うこともできます。つまり、AIを使えば従来のような「無駄な労力無し」に簡単に「新技術を集め、読む」ことはできます。

但し、「読んだ新技術」が自らの技術力になるかは疑問です。「ただ読んだ技術は脳(海馬)が忘れる」からです。長期記憶化、つまり忘れずに本当の技術力になるには、読んだ技術内容の「脳内での再構築」が必須です。

具体的にはメモ取りや他人への伝授、AI回答への質問など「能動的にAI回答を読むこと」が必要だと脳科学者:清家茂樹氏は指摘しています(記憶に残る読書、消える読書)。

AI時代の技術者は、AIを利用し効率的に新技術を集め、読み、そして脳内で再構築できるスキルが必須です。そして、より「抽象度が高い検討を継続できるのが新しいAI時代の技術者」となるでしょう。

SummaryAI PCと脳老化

AI PCの使い方次第では脳(海馬)劣化速度を速める
AI PCの使い方次第では脳(海馬)劣化速度を速める

AI PC価格は高止まりが続いています。高価なAI PCへの投資効果(ROIReturn on Investment)は、その使い方に大きく依存し、使い方をまちがうと、脳、特に海馬領域の劣化速度を速めます。

AI時代の技術者は、AI PCの利用前にAI回答を想定、利用後はAI回答のチェック、質問や自ら要約するなどのAI出力の「再構築を脳内」で行い、AI利用で生まれた余剰時間は、「脳老化を防ぐ睡眠」に充てるセルフケアが必要だと思います。

Afterword:進化と退化(その2)

猿の惑星を例に「AIは諸刃の剣、進化も退化も使い方次第」が弊社227投稿主旨でした。今回は、医学面から便利ツールAIの使い方次第で具体的にどのように人が変わるかを示しました。便利さを求めるのは当然です。しかし、従来の使い方ではAIは、年齢老化に加え記憶を司る海馬劣化の可能性も高いことを示したかったのです。

ASRock Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPC発表

2026317日、台湾ASRock社がAMD Ryzen AI Max+ 395搭載のミニPCを発表しました。現時点では価格不明ですがAC電源内蔵、外観も良く可搬性が良さそうです。

ASRock Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPC:AI BOX-A395(出典:ASRock)
ASRock Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPC:AI BOX-A395(出典:ASRock)

AI BOX-A395仕様

自作PCのマザーボード供給で有名なASRock社が発表したミニPCAI BOX-A395仕様がコチラです。

200×232×100mm2.8Kgアルミ筐体にRyzen AI Max+ 395128GB RAM搭載済みでAC電源内蔵です。

AI BOX-A395インタフェース(出典:ASRock)
AI BOX-A395インタフェース(出典:ASRock)

キーボード/マウス接続に適すUSB2.02個、2.5Gbps/10Gbpsの有線LAN2個あるのも使い易いでしょう。3面(上面、背面、左側面)に吸排気口があり、FAN6本のヒートパイフでAPUを冷却します。

AI BOX-A395冷却方法と静音性
AI BOX-A395冷却方法と静音性

213投稿BitPCFEVM FA-EX9192×190×55mm)と縦横サイズはほぼ同じ、厚みは2倍です。空冷クーラ高さのためと思います。但し、PC経年劣化によるFAN交換やその入手性は、AI BOX-A395は良いでしょう。

SummaryASRock Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPC発表

ASRockミニPC:AI BOX-A395(出典:ASRock)
ASRockミニPC:AI BOX-A395(出典:ASRock)

ASRock社がAMD Ryzen AI Max+ 395搭載、128GB RAMLPDDR5X-8000 MT/s)実装のミニPCAI BOX-A395200×232×100mm2.8Kgアルミ筐体、AC電源内蔵を発表しました。典型的なトップフロー空冷クーラ採用で筐体厚みが100mmありますが、経年劣化によるFAN交換は容易だと推測します。

AfterwordRyzen AI 395ミニPC価格変動

Ryzen AI 400シリーズ発売により旧AI 300シリーズAI PC弊社候補、下記2種のAmazon価格低下は今のところありません。逆に、EVO-X2は価格上昇中です。AI BOX-A395価格次第で第3AI PC候補になりそうです。

  • GMKtec社EVO-X2、¥425,999 (26/03/06) ➡ ¥ 475,999 (26/03/19) 税込、Amazon在庫有り
  • BitPC社FEVM FA-EX9、¥425,999 (26/03/19)税込、Amazon 2~3日以内に発送

デスクトップOneDrive利用方法

デスクトップOneDrive利用方法(NotebookLM作成)
デスクトップOneDrive利用方法(NotebookLM作成)

筆者は、メインPCデスクトップをサブPCから参照する方法に、オンラインOneDriveを使いたいと考えています。本稿は、検討中のこの方法を示します。

OneDrive同期メリット

ローカルPCのデスクトップやドキュメントフォルダへオンライン自動同期のOneDriveを使うには、Microsoftアカウントログインが必須です。ログインせずにOneDriveを利用する場合は、「誰かがOneDrive共有したファイルを表示・ダウンロードのみ」に限られます。

そこで、メインPCMicrosoftアカウントへログイン、サブPCはログインせずローカルアカウントでOneDrive内にあるメインPCデスクトップの表示・ダウンロードを行うことで所望動作を行います。

オンラインOneDrive利用のメリットは、メイン/サブPC物理距離とメインPC動作/非動作に依存しないことです。つまり、サブPCは、「最新」メインPCデスクトップを、いつでもどこでもネット経由で表示・ダウンロードできます。

ワーク場所としてメインPCデスクトップを使い、外出先のサプPCでもメインPCワークを継続する筆者のような方、リモートワーク環境構築の1例として便利な方法だと思います。

同期ステータスアイコン

フォルダ/ファイルのOneDrive同期状態は、下記アイコンで示されます。

表示アイコン ファイル状態 説明
青い雲 オンラインのみ ファイルはクラウド内のみ。PC容量を消費しない。開く時にPCへダウンロード。
緑白抜きチェック デバイス上 ファイルがPCへダウンロードされた状態。オフラインでも開けるが、ディスク容量を消費。
緑塗りつぶしチェック デバイス常時保持 右クリックで「このデバイス上で常に保持」を選択した状態。ストレージセンサーでも削除されない。
青い回転矢印 同期中 現在アップロード中、またはダウンロード中。ファイル編集中にも表示。
赤い「×」印 同期エラー 同期に問題発生。ファイル名が長すぎる、または禁止文字が含まれている可能性あり。

筆者は、デスクトップフォルダ/ファイルをメインPC上に常時保存/オンライン状態でOneDriveを使います。つまり、OneDriveをメインPCデスクトップのバックアップ機能として利用します。

5GB OneDrive容量

無料MicrosoftアカウントのOneDrive容量は、5GBです。但し、デスクトップフォルダ/ファイルのみをバックアップするなら5GBでも十分だと思います。

また、無料Microsoftアカウントを2つ取得し、1つをメインPC→サブPCOneDrive、もう1つをサブPC→メインPCOneDriveに分離すれば、同一ファイルをメイン/サブ編集した結果をメインPCへ戻す場合の競合も、ファイル名に変更を加え避けることができます。

Summary:デスクトップOneDrive利用方法

メインPCデスクトップファイルのみをサブPCから参照するオンラインOneDrive利用方法を示しました。本方法で上手く動作するか、問題が起きないかは検証中です。無料OneDrive2個使用し、同期ファイルの競合を防ぐこともできます。

AfterwordOneDrive問題点

Microsoftアカウントと紐づけられたOneDriveは多機能です。また、C:\Users\ユーザ名\OneDriveフォルダが作成されこの中にローカルPCの同期フォルダが勝手に移設されるなど、利用者に判り難い仕組みも多いです。

そこで、単純なデスクトップバックアップに絞って利用を検討中です。これなら何らかのトラブルが発生しても被害は少ないでしょう?


AM5⽤Ryzen AI 400シリーズ発売

NotebookLM作成AMD Ryzen AI 400 シリーズのAM5ソケット装着ガイド
NotebookLM作成AMD Ryzen AI 400 シリーズのAM5ソケット装着ガイド

AM5ソケット対応のデスクトップAPUAMD Ryzen AI 400シリーズ(50TOPS NPU内蔵)が、2026年第2四半期より登場予定です。ミニPCやノートPCより遅れましたが、世界初のデスクトップ版Copilot+ PCが登場、自作もできます。

AMD Ryzen AI 400シリーズ位置づけ

昨年1128日、弊社投稿の新Ryzen AI 400シリーズでは、ミニPC/ノートPC向け旧Ryzen AI 300シリーズ完成度を高めたマイナーチェンジ版だと思っていました。理由は、CPU/GPU/NPUともに300シリーズと同じアーキテクチャで、変更点が最大クロック数アップのみだったからです。

今回32日のAMD発表でその位置づけが明らかになりました。AI 400シリーズは、「ミニPC/ノートPCだけでなく、世界初のデスクトップ版Copilot+ PCへも展開できるAPU」だったのです。

つまり、AM5ソケットWindowsデスクトップPCユーザなら、新しいRyzen AI 400シリーズAPUへ変えればローカルAI処理ができる最新Copilot+ PCになります。PC自作派には朗報です。Thanks AMD

AM5 WindowsデスクトップPCの確認方法は、CPU-ZSocket AM5と出力するか、または以下です。

  • 7000/8000/9000番台AMD CPU使用中
  • DDR5メモリ使用

Ryzen AI 400シリーズラインナップ

AMD Ryzen AI 400シリーズラインナップ(出典:ITmedia)
AMD Ryzen AI 400シリーズラインナップ(出典:ITmedia)

PC自作派が使い易いTDP 65W標準モデルと35Wへ抑えた省電力モデル、セキュリティ強化の企業向けPRO技術付きと一般向けPRO無しモデルがあります(AI 400デスクトップ版ラインナップITmedia2026/03/02)。

Ryzen AI 395ミニPC価格動向

さて弊社は、Ryzen AI 400新発売で旧Ryzen AI 300シリーズ最上位のRyzen AI 395/128GB RAM/2TB SSD搭載ミニPC価格は下がると予想しています。

そこで、現時点の当該2種有力候補の販売価格を調査しました。

EVO-X2FEVM FA-EX9詳細は、コチラの投稿をご覧ください。現時点では、AmazonFEVM FA-EX9発送ができるようです。今後の価格も調査予定です。

また、価格次第ですがAM5 Windows自作ユーザならAPU載せ替えと128GBメモリ増加も選択肢の1つになります。

SummaryAM5Ryzen AI PRO 400登場

世界初のデスクトップ版AM5ソケット対応APURyzen AI 400シリーズ(50TOPS NPU内蔵)が発売されます。AM5 Windows自作ユーザは、APU載せ替えでCopilot+ PCが実現できます。

新しいRyzen AI 400発売により旧モデルRyzen AI 395/128GB RAM/2TB SSD搭載ミニPC価格の低下を予想しました。現時点の旧モデル価格を調査し予想の検証を行います。