Project Zenith PC発表

202694Microsoftは、開発者向けAI PC要件:「Project Zenith PC」を発表しました。40TOPS以上NPUの一般向け「Copilot+ PC」に対し、大容量・広帯域ユニファイドメモリが要件です。

Project Zenith PC要件

  • 64GB以上のユニファイドメモリ
  • 250GB/s以上のメモリ帯域幅

Project Zenith PCの開発者向け大容量・広帯域ユニファイドメモリ要件が上記です。現状の対象CPUは、AMD Ryzen AI Haloで、具体的には本ブログでピックアップ中のRyzen AI Max+ 395などです。

これら要件を満たすProject Zenith PCであれば、30B300億)以上のパラメタを持つLLMをローカルAI PCで実行可能です。

さらにMicrosoftは、AI開発者向けツール:「Windows Terminal」と「Visual Studio Code」を既定でタスクバーへピン留めするなどWindowsを調整して提供するようです(お節介な!)。

「Project Zenith PC」にプリインストールされるWindows開発ツール(出典:記事)
「Project Zenith PC」にプリインストールされるWindows開発ツール(出典:記事)

つまり、垂直統合Apple MシリコンAI PCに対し、対抗策としてMicrosoftの垂直統合的な新たな解と考えて良いと思います。

Project Zenith PCCopilot+ PC

Project Zenith PC発表により、Microsoft AI PCラインナップは2つに分かれました。

  • 一般向け「Copilot+ PC: NPU40+ TOPS)主体の低電力・バッテリー駆動重視。日常的なOS機能補助やユーザー体験の向上が目的。
  • 開発者向け「Project Zenith PC: 大容量・超広帯域ユニファイドメモリ主体のハイパフォーマンス機。ローカルLLM/エージェントを利用する本格的な開発環境が目的。

因みに、現状でProject Zenith準拠PCを購入する場合は、64GB構成で30万円以上、128GB構成では、60万円前後が必要です。

SummaryProject Zenith PC発表

MicrosoftのAI PCラインナップはProject Zenith PCとCopilot+ PCに分岐
MicrosoftのAI PCラインナップはProject Zenith PCとCopilot+ PCに分岐

Microsoft発表のAI開発者向けAI PC要件:「Project Zenith PC」は、大容量・広帯域ユニファイドメモリと各種AI向けWindowsツール調整済みの垂直統合Apple AI Mac対抗策です。Microsoft AI PCラインナップは、開発者向け「Project Zenith PC」と一般向け「Copilot+ PC」の2つに分離しました。

AfterwordWin11上下左右タスクバー復活

復活したWin11上下左右タスクバー
復活したWin11上下左右タスクバー

9月初め頃からWin10で好評だった上下左右タスクバーが弊社1台のWin11 PCに復活しました。また、1週間遅れで別のWin11 PCにも復活しました。本機能は、段階的配布です。やはり良いものは良いですね!
Microsoft
は、Win11では上下左右タスクバーは「技術的に困難」と言い続けてきましたが…。



AI Macの今後(Notebook利用)

次期AI PCは使い慣れたWinからMac変更かと思案中の2026825日、AppleシリコンM4後継機のM5/M6が発表されました。下記5記事からM5/M6の位置づけやApple目標のAI Macを凡そ理解できた気がします。しかし、Google Notebookを活用すると僅か数秒でより判り易い解説を出力しました。

そこで本稿は、Notebook解説を「そのまま」掲載します。少し長いのですが、それ程優れているからです。

新型Mac Studioとmini
新型Mac Studioとmini(出典:Appleサイト)

最新Mac5記事

  1. 新型「Mac mini」登場ITmedia2026/08/26
  2. Mac miniから始まる「M6」世代ITmedia2026/08/26
  3. 新型Mac mini/Mac Studio完全解説Note2026/08/27
  4. 新「Mac mini」と「Mac Studio」分析Impress Watch2026/08/31
  5. MacBookメモリは何GBがおすすめ、ドリームニュース、2026/08/31

Notebook質問項目

上記5記事をNotebookへアップロードし、下記質問を行いました。

  1. 旧M4に対するのM5/M6の位置付けとAI Mac将来予測
  2. Winプロセサ(AMD Ryzen AI 395+)に対するMacシリコン優位性
  3. Win/Mac共存LANのファイル/プリンタ共有性
  4. Win周辺機器のMac利用と共有ソフトの提案
  5. Win環境へMac導入時、知っておくべき情報

Notebook回答

Apple最新シリコン「M5/M6」ファミリーは、これまでのPCの常識を覆し、デスクトップを「机の上のAIサーバー」へと変貌させる明確なロードマップを描いています。 30年以上のWindowsキャリアをお持ちの専門家に向けて、添付資料の緻密な分析と、実務におけるWin/Mac混在環境の構築について専門的な視点から解説します。

1. M5/M6に対する旧M4の位置付けと今後のAI Mac開発方針

今回の刷新で最も興味深いのは、2nmプロセスの最新SoCM6と、3世代3nmN3P)プロセスのハイエンドSoCM5」ファミリーが混在して同時デビューした点です。

  • M4からの進化と位置付けM4世代(例えばMac mini)は、AI時代におけるメモリ帯域幅の不足から、メモリ構成の選択肢が一時制限されるなどの過渡期にありました。 新世代では、SoCの設計更新によりメモリサブシステムが劇的に強化されています。M4 Mac miniの帯域幅120GB/sに対し、M6は最大170GB/s(約42%増)へと向上しました。
  • 2nmM6」と「3nmM5ハイエンド」が併存する理由最新の2nmプロセスは供給量が限られ、歩留まりも成熟途上のため、まずは出荷規模が適度で熱設計に余裕があるMac mini(通常版M6)に先行搭載されました。 一方で、M5 Pro/Max/Ultraなどの上位チップは、複数のダイを統合する「Fusion Architecture」を採用しています。これらは巨大なメモリインターフェースを必要とするため、2nmのシングルダイ(M6)を待つよりも、実績ある3nmプロセスで「大容量かつ超広帯域なユニファイドメモリ」を早期に確保することを優先した極めて合理的なAIシフト戦略です。
  • 今後のAI Mac開発方針(オンデバイスへの執念)
    • 3階層CPUコア(M6最強シングルスレッドを担う「スーパーコア(Sコア)」2基、並列処理の「高性能コア」4基に加え、バックグラウンドでのAIエージェント、メール監視、RAG、ベクトルDBなどを常時省電力で動かすための「高効率コア」6基を1チップに初めて混載しました。
    • 行列演算専用回路「Neural Accelerator」のGPU統合GPUコアにAI演算器を統合し、さらにFP8フォーマットをネイティブサポートしました。これによりモデルサイズを実質半分に圧縮でき、16GB/32GBの物理メモリでも30B300億パラメータ)クラスのモデルが動作可能になります。
    • Core AIOSレベルの最適化)ハードウェアだけでなく、最適化フレームワーク「Core AI」をOSレベルで統合し、モデルのロードから推論までをシームレスに行う開発環境を整備しています。
    • Thunderbolt 5RDMAによるクラスタ化メモリが不足する場合、Thunderbolt 5RDMAを使い、複数台のMac miniM5 Pro)やMac Studioを数珠つなぎにして「1台の巨大なAI分散推論クラスタ」として稼働させる方針をApple公式が提示しています。

2. Windowsプロセサに対するMacシリコンの優位性

AMD Ryzen AI 395+ などの最新Windows向けx86プロセサ、およびNVIDIAのディスクリートGPU環境と比較した場合、MacシリコンにはAI推論における決定的なアーキテクチャ上の優位性」があります。

  • 圧倒的な「ユニファイドメモリ・アーキテクチャ(UMA)」WindowsNVIDIA環境では、CPU側のメインシステムRAMと、GPU側のVRAMが物理的に分かれており、PCI Expressバス経由のデータコピーが致命的なボトルネックになります。 一方、AppleシリコンはCPUGPUNeural Engine1つの巨大なユニファイドメモリ空間を共有します。これによりデータの二重コピーが発生しません。
  • VRAM 512GB」というWindowsでは不可能なモンスタースペックMac Studio M5 Ultraでは、最大512GBのユニファイドメモリを選択できます。 NVIDIA環境で512GB分のVRAMを確保しようとすれば、数千万円クラスのラックマウントサーバーや、凄まじい騒音、熱、専用の200V電源工事が必要になります。しかしMac Studioなら、「わずか480W前後の家庭用コンセントで動作する、静音・コンパクトな筐体」のまま、机の上で数百億〜数千億パラメータ級の超巨大LLMを動かすことができます。
  • 驚異的なメモリ帯域幅M5 Ultraのメモリ帯域は最大1.2TB/s(毎秒1.2テラバイト)に達します。ローカルLLMのトークン生成速度(Decode処理)は、GPUの演算能力以上に「メモリ帯域幅」に縛られるため、この圧倒的な太さはローカルAI推論においてWindows PCに対する決定的な優位性となります。
  • 圧倒的なワットパフォーマンスと常時稼働性能24時間「AIエージェント(自律的に仕事をこなすAIツール)」を常時稼働させる場合、Windowsの高性能タワー型PCでは電気代と排熱・騒音が深刻な問題になります。Mac miniは非常に低消費電力かつ静音、省スペースであり、常時稼働の「AIエージェント専用サーバー」としてこれ以上ない適性を持っています。
AI Mac選定アーキテクチャ比較。左:MacシリコンのAI性能階層(Tier List)と右:メモリ構造の決定的な違い(Mac vs. Windows PC)
AI Mac選定アーキテクチャ比較。左:MacシリコンのAI性能階層(Tier List)と右:メモリ構造の決定的な違い(Mac vs. Windows PC)

3. LAN内でのWin/Mac共有(ファイル・プリンタ)

(※ここからのネットワーク共有・周辺機器の互換性・クラウド活用については、添付資料には含まれていないため、WindowsMacのシステム互換性に関する一般的なIT専門知識に基づいて回答します)

結論からお伝えすると、ファイル共有はWindows同士とほぼ変わらないレベルで非常に簡単」にできます

  • ファイル共有(きわめて簡単)macOSには、Windowsの標準ファイル共有プロトコルであるSMBServer Message Block)」がネイティブで組み込まれています。
    • MacからWinへのアクセスFinderのメニューから「サーバーへ接続」を選び、Windows PCIPアドレス(例: smb://192.168.x.x)とWindowsのログイン情報を入力するだけで、エクスプローラーと全く同じ感覚でフォルダにアクセスし、ドラッグ&ドロップで双方向のファイル転送が可能です。
    • WinからMacへのアクセスMacの「システム設定」>「共有」>「ファイル共有」で「SMBを使用したファイル共有」を有効にするだけで、WindowsのエクスプローラーからMacがネットワークドライブとして見え、読み書きができます。
  • プリンタ共有(直接ネットワーク接続なら簡単)現在主流の「有線/無線LANWi-Fi)に直接つながっているネットワークプリンタ」であれば、Mac側に各プリンタメーカーのmacOS用ドライバーを入れるだけで、Windowsと何ら変わらず共有・印刷が可能です。
    • 注意点Windows PCUSBで直接つないでいる古いプリンタを、LAN経由でMacから使いたい」という場合は、Windows側で共有設定を行い、Mac側で「Windowsプリンタ(SMB経由)」として追加する必要があります。この際、プリンタがmacOS用のドライバーを提供しているかどうかの確認が必要です。

4. Windows周辺機器の流用と有力ソフトの提案

Windows周辺機器は基本的に流用可能ですが、キーボードについてはMac独自のキー配列との摩擦を調整する必要があります。

  • 2ボタンマウス(そのまま流用可能)USBレシーバーやBluetoothで接続すれば、右クリック、左クリック、スクロールホイールは特別なソフトなしでWindowsと全く同じように機能しますMacにも「セカンダリクリック」という右クリックの概念が標準で存在します)。
  • 日本語キーボード(物理的には使えるがカスタマイズを推奨):Windows日本語キーボードの「半角/全角」キーは、Macでは標準で機能しません。また、Windowsの「Ctrl」キーと、Macでショートカットの主役となる「Command」キーは位置が異なります(Ctrlはキーボードの左下端、Commandはスペースキーのすぐ隣)。これをそのまま打つと指の筋肉メモリが混乱するため、以下のソフト等でキーの割り当てを変更するのが専門家としての強い推奨です。

Win/Mac共存を快適にする有力ソフト

  1. Karabiner-ElementsMac用・必須級無料ソフト)キーボードの挙動を極限までカスタマイズできる超定番ソフトです。Windows用の日本語キーボードを接続した際、スペースキー左の「無変換」キーをMacの「英数(英語入力)」に、右の「変換」キーを「かな(日本語入力)」に一発で割り当てられます。Windowsの「Ctrl」をMacの「Command」に置き換えることも自由自在です。
  2. Synergy / Barrier(マルチプラットフォーム共有)Windows PCMacをデスク上に並べて並行運用する場合、このソフト(Barrierはオープンソースの無料版)を使うと、1組のマウスとキーボードだけで、LANを経由してWindowsMacの画面の端をシームレスに行き来できます。クリップボード(テキストのコピー&ペースト)も相互に共有できるため、まるで2画面のPCを使っているかのような快適な混在環境が作れます。

5. Mac/Win共存で知っておくべきクラウド情報の提案

Windows専門家がMacをサブ機、あるいはAI専用機として導入する際、以下のクラウド活用が最大の架け橋となります。

  • Microsoft OneDrivemacOS版)の高度な親和性OneDriveMac用アプリは非常に優秀です。Windowsでお使いの「ドキュメント」や「デスクトップ」のファイルをMac側と完全同期できます。macOSFinderに統合され、必要なファイルだけをダブルクリック時にダウンロードする「オンデマンド機能」にも対応しているため、Mac側のローカルストレージを圧迫しません。Office 365のライセンスがあれば、Mac上でもネイティブなExcelWordがそのまま使えます。
  • クラウドAIとローカルAIのハイブリッド運用(Private Cloud ComputeApple自身も、オンデバイス(ローカル)での処理が難しい大規模なAIタスクは、独自の安全なクラウドAI基盤であるPrivate Cloud Computeシームレスに処理を逃がす仕組みをOSレベルで構築しています。 Windows環境で高度な開発や作業を行う場合も、ローカルでの試行(LM StudioOllamaMLX等でのQwenGemmaモデルのローカル実効) と、クラウド側の強力なフロンティアAPIGPT-4oClaude 3.5等)をAPIキーで叩き分けるハイブリッド構成が、今やプロの開発者・ビジネスパーソンの標準的なアプローチとなっています。

Summary:次期AI MacNotebook提案

もし次期マシンにMacを検討されるのであれば、M5 Pro搭載のMac mini(メモリ32GBまたは64GB)」、あるいはローカルLLMを本格運用されるならM5 Max搭載のMac Studio(メモリ128GB構成)」 が、Windows専門家にとっても最もコストパフォーマンスと実用性のバランスが良い「机の上のAI相棒」になるでしょう。

Afterword:端的かつMac初心者でも判り易いNotebook解説

5記事よりも先に本Notebook解説を読めばより早く全体理解ができると思います。また、「机上AIサーバー、相棒」実現のロードマップなど端的キーワードで今後のAI Macを予測しており判り易さも際立っています。WinMac混在LAN、周辺機器流用、クラウドAIハイブリッド運用も問題なさそうです。

AI Mac対抗にWindowsも「AI向けメモリ割り当て機能」を準備中ですが、もはやAI Mac優位は不変でしょう。

8月Windowsセキュリティ更新プログラム配布

812日(水曜)、Windows 8月例セキュリティ更新プログラムが配布され、弊社4PCは全て最新Win11 25H226200.9168)へ更新成功しました。Microsoftは、16GB RAMでも問題なく動作するようにWin11軽量化を実施中ですが、今回の配布で迷惑な機能が追加されました。

迷惑な機能追加とは

Update設定で「利用可能になったら直ぐに最新の更新プログラムを入手する」がオンにも関わらず、再度、「全てダウンロードしてインストール」をクリックする必要があります。

ユーザインタフェースの改悪、2度手間のWindows Update
ユーザインタフェースの改悪、2度手間のWindows Update

以前は、入手がオンであれば、自動で最新更新プログラムダウンロードとインストールができました。26200.9168以降は、面倒なことに再度「全てダウンロードしてインストール」クリックが必要です。

2度手間で過去何度も経験したWinユーザインタフェースの改悪です。

PC平均耐用年数

上記のようにユーザ無視で変化するWindowsに対し、新しいAI PC購入を「年単位で待ち続ける弊社」は、現状のPCハードウェアでどの程度Microsoftに追随できるかが気になり「平均耐用年数」を調べました。但し、従来タイプのPCハードウェアの場合です。

対象 平均耐用年数 法定耐用年数 備考
Windows 47 4 ノートPCはバッテリ劣化もありえる
Mac 57 4 Appleシリコン(Mシリーズ)モデルは高耐久
軽自家用車 16 4 走行距離1015Kmの場合
普通自家用車 1314 6 走行距離1015Kmの場合

AI PCとして十分な性能を持つ128GB RAM搭載Winハードウェアは、価格50万円以上で一昔前の軽自動車並みです。平均16年耐用の軽自動車に比べ、AI PCハードウェア価格は、円安影響があるにせよ高すぎます。

※法定耐用年数:減価償却資産が経年劣化により価値を失う法律で定めた使用可能期間。

垂直統合(ハード/ソフト1社提供)のAppleハードウェアは、8GB RAMでも16GB RAM Winより高性能だそうです。現在のメモリ高騰が続けば、「128GB AI Winよりも64GB AI Macの方が、低価格・高性能でAI PC耐用年数も長く」なりそうです。

※高性能・長期耐用Mac要因は、ユニファイドメモリアーキテクチャ

Summary8Windowsセキュリティ更新プログラム配布

円安とメモリ高騰で新しいAI PCを購入できないユーザは、現状のPCハードウェアでMicrosoftAI化、OS軽量化に追随していく必要があります。40TOPS以上NPUハードウェアが要件のMicrosoft Copilot+ PCに対し、Apple Mシリーズ搭載AI Macは、半分のRAMで高性能・長期耐用のローカルAIエージェントになる可能性があります。

次期AI PCハードウェアは、「Copilot+ PCだけでなくAI Macも選択肢」に入れた方が良さそうです。ローカルAIエージェント実装AI PCなら従来Windows優位性は減少するからです。

AfterwordWin10からWin11移行失敗の連想

クラウドAIを活用すれば40TOPS要件を満たさない従来Win PCハードウェアでも数年はAI時代を生き残れます。問題は、ローカルAIエージェント要件を満たすハードウェア価格が高すぎることです。Win11アップグレード要件が高いためWin10から移行に失敗した過去を連想します。



Windows 10 1909トラブル回復録

年末年始の忙しい時に限って自作Windows PCにトラブルが発生するのは、日頃の行い、またはマーフィーの法則?

Backup PC(Windows 10 1903)のWindows 10 1909アップデートトラブルに続き、Main PC(Windows 10 1909)にもWindows起動トラブルが発生しました。Backup PCトラブルは、暫く様子見でも良いと考えていましたが、Main PC起動トラブルは、即回復が必要です。

Windows 10トラブル内容

Backup PCは、Windows 10 1903から1909への更新プログラムインストールに失敗するトラブルです(0x800F0922)。1903からの新機能追加も少ない1909への更新は、Backup PCのため急ぐ必要はありません。この更新失敗トラブルは少なくないようで、ネットに多くのトラブル対策があります。更新プログラム直接インストール、クリーンブードも既に試しましたが回復しません。

Main PCは、突然起動NGになりました。きっかけは、複数アプリケーション更新と更新履歴消去です。Boot起因ですので、自動修復やコマンドプロンプト手動修復も試しましたが回復しません。唯一の救いは、1909更新成功直後のシステムバックアップがあることです。

トラブル回復策

Main PCは、11月14日の1909更新直後のシステムリカバリで回復しました。但し、今回の起動トラブル発生までの約1か月間のユーザデータ更新とアプリケーションソフト更新が必要で、このために半日がつぶれます。また、Backup PCは、その症状から「最後の切り札」:1909クリーンインストールが必要かな?と感じていました。

そこで、Main PCでつぶれる半日で並列にBackup PCをクリーンインストールしようと決心した訳です。Main PCのアプリケーション更新時、Backup PCへのインストール必須アプリケーションも明確になります。退屈な回復作業ですが、PCの前から離れる訳にもいきません。2PC同時に回復することで、効率向上も狙えるかなと考えました。

トラブル回復作業と時間

ネットに溢れる回復作業内容よりも、作業に要した時間を示します。

もちろんPC性能やネットワーク環境で分単位精度は変わるでしょう。半年毎に繰返されるWindows 10更新トラブル対応の目安と考えてください。作業時間は、2PC回復トータルで丸1日程度です。が、精神的ダメージはかなりあります。Windows10更新トラブルがこのまま続くなら、Mac PCへの乗換を検討する程のダメージです。

Backup PC Windows 10 1909クリーンインストール作業時間

  1. Windows 1909クリーンインストール:10分(Microsoftアカウントに加え、新たにPINコード入力要求)
  2. クリーンインストール後のセットアップ:5分(OSセキュリティ内容などを設定)
  3. セットアップ後の更新プログラム適用:40分

最新Windows 10 1909クリーンインストール自体は、上記1時間程で完了します。これなら、毎回クリーンインストールしても良いと思える程簡単です。が、この後のアプリケーションインストール、ユーザデータ復活に時間が掛かります。

  1. セキュリティソフト、ブラウザ、FFFTP、圧縮解凍などOS必須ツールインストール:1時間
  2. Officeアプリケーションインストールと更新プログラム適用:3時間
  3. ベンダMCU開発ツールインストール:1時間
  4. ユーザデータ復活:1時間(クラウドストレージ経由ではなく回復Main PCより直接コピー)

合計で7時間~8時間(=丸一日)は、モニタ前で待たされます。並列で行ったMain PC回復作業も、システムリカバリと1か月間のユーザデータ復活で3時間程度です。Office(2010)アプリケーションインストールと更新は、LibreOfficeに比べ時間が掛かります。新しいOffice 2019/2016でも、同様に時間が掛かると思います。

※アプリケーションとユーザデータを引継いだままWindows 10 1909上書きインストールも可能です。しかし、Backup PCは、この上書きインストール(1.5時間)も失敗しました。更新プログラム直接インストール、クリーンブードと同様、「最後の切り札」より前の回復手段は、経験上あてになりません😫。

いろいろある回復手段を試して消費する合計時間と、「最後の切り札」で一発回復する上記8時間のどちらを選ぶかは、トラブル種類と回復作業内容・処理時間、個人の性格に依存します。本稿が参考になれば幸いです。

ビジネスPC要件

今回のトラブルで、筆者のWindows PCには、Mac PCへの乗換を妨げる利用アプリケーションは無いことが明確になりました。利用アプリケーション全てMac OS対応、または同等アプリケーションが有ります。

ビスネスPCのOSは?
信頼性重視ビスネスPCのOSはWindows、Mac、Unixのどれが良いか?

Mac PCの方が高性能なのでWindows PCより高価です。従って、このMac PC対Windows PC差額を払う分だけの信頼性が得られるか、費用対効果が乗換課題です(もちろん、経済的余裕と自作PCの楽しさが消えるのもありますが…)。

Backup PC、Main PCともに自作Windows PCですが、今回のようなOS起因トラブル無しで何年も動作し続けたPCです。ネットを見ると、Backup PCと同じ更新トラブルは、2019年最新WindowsノートPCでも発生しているようです。

以前のOS、特にWindows 7に比べ世間を騒がせるWindows 10更新トラブルは、Windows 10完成度・信頼性が低いとエンドユーザに感じさせるだけでなく、Microsoftの狙いは、OS更新毎に毎回Windowsをクリーンインストールさせ、アプリケーション本体は、Office 365のようにクラウド提供することが目的なのでは、という疑いを生じさせます。
OSクリーンインストールが短時間で簡単に終わり、OfficeアプリケーションのローカルPCインストールと更新にやたら時間が掛かることが根拠です。

ビジネスで使うPCは、Mac PC(Unixも含む)への乗換を考えるべき時期かもしれません。今後、Mac PC/OSのトラブルや回復方法も調べたいです。