EVO-T2S対EVO-X2比較

Intel EVO-T2S対AMD EVO-X2
Intel EVO-T2S対AMD EVO-X2

Intel最新Core Ultraシリーズ3搭載ミニAI PCの「EVO-T2S」詳細レビュー記事に、AMD Ryzen AI Max+ 395搭載機とのベンチマークがあります。記事を元に、ミニAI PCとして33万円を投資するならCore Ultraシリーズ3EVO-T2SRyzen AI Max+ 395EVO-X2どちらが適すか比較・評価しました。

Core Ultraシリーズ3とは

Core Ultraシリーズ3は、Intel20261月に発表した最先端「Intel 18A」プロセス採用の最新プロセサです。シリーズ2よりもAI処理能力と電力効率を高め、トータル180TOPS能力を価格重視のメインストリームプロセサへも展開します。本稿のEVO-T2Sは、Core Ultra X7 358H搭載マシンです。

Intel Core Ultraシリーズ3ラインナップ(出典:Intel-CES2026-Core-Ultra-Series-3-Press-Deck.pdf)
Intel Core Ultraシリーズ3ラインナップ(出典:Intel-CES2026-Core-Ultra-Series-3-Press-Deck.pdf)

EVO-T2Sレビュー記事概要

EVO-T2Sは、Core Ultra X7 358H64GB LPDDR5X 8533MT/sPCIe 4.0 1TB SSD搭載で本体重量950g、セール価格323,999円です。2.5G/10GLANポート2本、OCuLinkが特徴のインタフェースです。

Intel EVO-T2インタフェース(出典:GMKtec)
Intel EVO-T2インタフェース(出典:GMKtec)

記事中盤からEVO-T2SRyzen AI Max+ 395搭載MS-S1 MAXのベンチマークが比較されています。

各種ベンチマーク結果から、16コア/16シングルスレッドのCore Ultra X7 358H16コア/32マルチスレッドのRyzen AI Max+ 395、内蔵GPUIntel ArcRadeon 8060S、メモリバンド幅などIntelAMDのローカルAIプロセサ性能差が明確に表れています。

つまり、Core Ultraシリーズ3は、シリーズ2より高性能・効率化しましたが、AI処理能力ではRyzen AI Max+ 395に及ばないことが判ります。

記事後半は、EVO-T2Sに中規模LLM64GBオンボード用で大規模LLMではない点に注意)利用の専用ソフトが付属しているため、マシン購入後直ぐにローカルAI PC活用が可能なことも判ります。

対抗機Ryzen AI Max+ 395搭載EVO-X2選定理由

Ryzen AI Max+ 395搭載ミニAI PCは、記事掲載のMS-S1 MAX 以外にも多くの製品があります。これらの中でEVO-T2S対抗機として、同じGMKtec社のEVO-X2を選びました。64GB/1TB SSDと製品仕様が同じで価格も324,990円と非常に近いからです。

Ryzen AI MAX+ 395搭載ミニPC(出典:GMKtecメール)
Ryzen AI MAX+ 395搭載ミニPC(出典:GMKtecメール)

AMD AI CPU 

Cores /
Threads 

Boost2 / Base
Frequency 

Cache 

Graphics Model 

TDP 

NPU
TOPS 

Ryzen AI Max+ 395 

16C/32T

Up to 5.1 / 3.0 GHz

80MB

Radeon 8060S

45-120W

50 

SummaryEVO-T2SEVO-X2比較

同額33万円のEVO-T2SEVO-X2の比較評価をまとめます。

製品
APU

EVO-T2S
(Intel Core Ultra X7 358H)

EVO-X2
(AMD Ryzen AI max+ 395)

CPU動作

16コア/16スレッド

16コア/32スレッド

メモリ容量

64GB(オンボード)

64GB(オンボード)

メモリ仕様

LPDDR5X-8533MT/s

LPDDR5X-8000MHz

メモリ帯域

128bit(一般的)

NPU/GPUユニファイドメモリ
AMD Strix Halo

APU総合TOPS

180 TOPS

126 TOPS

消費電力

最大54W

最大120W

AI PC導入

対応ソフトプリインスト済み
GMKtec Claw, herdsman

ローカルAIユーザ構築必須

価格 (64GB)

323,999(セール時)

324,990円(アマゾン)

ローカルAI PCLLM処理は、CPU/GPU/NPU動作ボトルネックを生まないメモリ帯域が最重要です。

Intel Core Ultraシリーズ3Core Ultra X7 358Hは、上表に示すAMD Ryzen AI Max+ 395よりも一部で優れた仕様があるものの、様々なAIアシスタント開発を試すAIエンジニアには、Strix Halo採用でメモリ帯域の広いEVO-X2が適すと思います。

一方、一般ユーザやビジネスマンには、EVO-X2よりも低消費電力でLLM環境構築が付属ソフトウェアで容易、ローカルAI PC動作を直ぐに試せるEVO-T2Sが適します。