クラウドAIアプリ提供の2社ブラウザ、Google ChromeとMicrosoft Edgeの現状をまとめました。
AIアプリ:Gemini、NotebookLM、クラウド版Copilot機能差
2025年8月投稿のGoogle GeminiとNotebookLM、Microsoftクラウド版Edge CopilotのAIアプリ差を再掲します。
| 特徴 | Gemini | NotebookLM | クラウド版Copilot |
| 目的・機能 | 汎用AIアシスタント | ユーザ資料理解・分析・整理 | 汎用AIアシスタント AIエントリーポイント |
| 情報源 | インターネット全体 | ユーザアップロード資料 | インターネット全体 |
| 得意分野 | 広範囲情報検索・分析 | 資料要約、ハルシネーション抑制 | 広範囲情報検索・分析 |
| 利用例 | 企画書、アイデア創出 | 長文・長時間動画要約 | 企画書、アイデア創出 |
各AIアプリは、現状も概ね上記8月時点と変わりません。変わったのは、その提供方法です。
Google AIアプリはChromeタブ内へ統合
- ChromeにGemini統合、2026年4月21日、ケータイWatch
- Gemini新機能ノートブックはNotebookLMと連携、2026年4月20日、窓の杜
2記事は、Google Chromeのハンバーガメニュー経由で、AIアプリGeminiとNotebookLMをより簡単に使えることを示しています。目的は、「検索タブ内でのAI処理」です。

Chromeで新しいタブを開き、GoogleアプリからGeminiを選ぶと左側にハンバーガメニューが現れます。メニューを開いたのが上図です。このメニューのノートブックは、NotebookLMです。過去NotebookLM利用履歴も一覧表示されます(図は削除済み)。
つまり、Geminiアプリ内からNotebookLMアプリも使える訳です。
また、Chromeの新しいタブに「Geminiに相談」が下図のように順次追加されます(弊社は未追加の為、記事より抜粋)。

従って、1つのChromeタブ内で、全ネットAI処理のGeminiとユーザアップ限定AI処理のNotebookLMの両方が簡単に使えます。
統合後のChromeは、検索情報の同一タブ内での所望AI処理が可能へと変わります。
Microsoft Copilot AIアプリは迷走中
一方、Microsoftは、Windows全てのAIアプリのエントリーポイントがCopilotアイコンです。GeminiやNotebookLMなど機能を明確に分離してスタートしたGoogle AIアプリと最も異なる点です。
このMicrosoft AIアプリは、現在、改名や実装変更を繰返す大混乱中です(Copilot大迷走、2026年3月27日、@IT)。
Win10からWin11へのアップグレードやAI PC普及が進まず、その結果、Winユーザ離れが進みつつある現状に対するMicrosoftの1方策だと筆者は思います。
※AIアプリ以外の方策にWin11タスクバー左右移動復活、2026年3月21日、PC Watch等もあります。
AIアプリGeminiやNotebookLMはChromeへ統合し易いのに対し、AI PCやブラウザEdgeも含め全てのAIアプリエントリーポイントにCopilotアイコンを選択したMicrosoft Copilotは、AIアプリ内容やメニュー変更がGoogleに比べ容易なのが災いしたとも言えます。
AI Copilot (Copilot in Windows)は、MicrosoftがユーザのAI好みをしっかり把握するまで迷走すると思います。
Summary:AI基本のキ:ChromeとEdge
クラウドAIアプリを提供するGoogle ChromeとMicrosoft Edgeの現状とその特徴を示しました。

Chromeは、GeminiとNotebookLMをユーザインタフェースで統合し提供開始しました。一方、EdgeのCopilotは、Chromeに比べAIサービス幅が広いため提供内容に迷走中の感がします。
明確に機能を分離したGeminiとNotebookLMは、ブラウザChromeへ統合し易く、Windowsや全てのAIエントリーポイントとしてスタートしたEdge Copilotは、AIアプリ内容の変更・修正が容易な事が災いしました。
GoogleとMicrosoftのAIアプリ提供方法の差が表れた現状が解りました。
Afterword:AIエージェントはどちらを選ぶか
さて、ローカルAI PC エージェントがクラウドAIアプリ利用時は、ChromeとEdgeのどちらを選ぶでしょうか。「Google ChromeはXXXで、Microsoft EdgeはYYYでした。差分はZZZです」と両方利用で回答してくれれば嬉しいです。この回答で人間(筆者)の検討余地が広がりますから。
