STマイクロエレクトロニクスのSTM32マンスリー・アップデートが、6月からスマホ閲覧に好適なHTML配信に変わります。2020年5月号が最後のメール配信でした。HTML配信はブラウザで「絵的」に見るのには確かに適していますが、「字的」な記憶や記録に残りにくい気がするので、個人的には残念です。
そこで、これまでのメール配信版の全マンスリー・アップデートから、5月30日発売のSTM32G0xテンプレートVersion2対象STM32G0シリーズ関連部分を忘れないようピックアップしました。
STM32G0シリーズ特徴
※テンプレートで使うNucleo-G071RBは、USB Power Delivery機能(Dead Battery機能)が「デフォルト無効」となっています。
報告は、A4で1枚以内にまとめろとOJTで学びました。今風に言うと、Twitterのような短文で報告せよということです。記事に、70nm新製造プロセス、64ピンパッケージでも1ペア電源ピン説明が無いのは、少し不満ですが、少ない文字量でSTM32G0特徴をまとめる良い見本になりました。
これは、読者にソフトウェア開発者が多いからでしょうか🤨? 黄色ハイライトは筆者加筆です。
STM32G0xテンプレートV2変更内容
さて、このSTM32G0シリーズ向けSTM32G0xテンプレートV2は、下記3項目がV1からの変更内容です。
- IoT必須セキュアブート、セキュアFWアップデート実装STM32G0特徴を活用(詳細は、コチラの関連投稿を参照してください。V1は、この特徴を活かしきれていませんでした😂)
- 高性能専用LL API利用から、汎用HAL API利用アプリケーション開発用テンプレートへ変更
- SW4STM32統合開発環境から、STM32CubeIDEへ変更
項目2と3をVersion2で対応します。余裕があれば項目1にも対応するかもしれません。