2024年10月21日、Rufus 4.6がリリースされました。Rufus 4.5改版の結果、Microsoft公式のCPUリストに掲載が無い古いCPUでもWindows 11 24H2へアップグレードできました。
ダウンロードリンク | タイプ | プラットフォーム | サイズ | 日付 |
rufus-4.6.exe | 標準 | Windows x64 | 1.5 MB | 2024.10.21 |
rufus-4.6p.exe | Portable | Windows x64 | 1.5 MB | 2024.10.21 |
rufus-4.6_x86.exe | 標準 | Windows x86 | 1.6 MB | 2024.10.21 |
rufus-4.6_arm64.exe | 標準 | Windows ARM64 | 5.1 MB | 2024.10.21 |
Win11 24H2をWin11 23H2へリカバリし再度Rufus 4.6トライ
CPU要件を回避すべくRufus 4.6が開発中であることは、GitHubに掲載されていました。弊社は、代々Rufusを使ってWin11アップグレードを行ってきたので、今秋の24H2もRufus 4.6でトライします。
そこで、10月11日投稿Afterword章の方法で先行手動Win11 24H2アップグレードしたPCを、元のWin11 23H2へリカバリし、これにRufus 4.6で24H2へ手動アップグレードできるかを試します。
Rufus 4.6のWin11 24H2アップグレード方法
Rufus 4.6実行ファイルは、リンク先からダウンロードするだけです。PCインストールは不要です。
Rufus 4.6を使ったWin11 24H2アップグレード方法が下表です。Win11 23H2起動状態で24H2インストールUSB setup実行に注意するぐらいで、あとは簡単、ネット速度やPCにも依りますが、準備・更新ともに約1時間で完了します(準備1:23H2バックアップ除く、詳しくは、過去投稿参照)。
Rufus 4.6のWindows 11 24H2手動アップグレード方法 | |
準備 | 1. Win11 23H2バックアップ(更新失敗リカバリ対策) 2. Win11 24H2ディスクイメージダウンロード 3. Rufusを実行しWin 11 24H2インストールUSB作成 |
更新 | 1. Win11 23H2起動状態でインストールUSB setup実行 2. Win11セットアップダイアログに従い数回クリック 3. Win11 24H2大型更新完了 |
準備3のUSB作成中に表示されるダイアログが、アップグレード要件回避チェックボックスです。Rufus 4.5と全く同じダイアログですが、4.6は古いCPU要件も回避します。これによりRufus 4.5ではNGであったWin11 24H2手動アップグレードは、Rufus 4.6で成功、当該PCの正常動作を確認しました。
Rufus 4.6により、Microsoftの段階的ロールアウトを待つことなく、ユーザの好きなタイミングでWin11 24H2アップグレードができます。
Rufus 4.6解説
Rufus 4.6の解説が、コチラの記事にあります。Microsoftが今後導入すると予想される厳しい要件に対しRufus将来性などの懸念が示されています。
しかし、Windows存続・活用にRufusは必須ツール、これが弊社認識です。ウイルスとワクチンに似ています。もちろん、Rufusがワクチンです。
Win11 24H2既知の問題
Win11 24H2アップグレードの既知の問題とMicrosoft対処がコチラの記事にまとめられています。要するに、これら問題が解決するまでは、手動アップグレードは避けた方がBetterということです。
但し、これは元々アップグレード要件を満たす普通のWin11 23H2 PCでの話です。
Win10や古いCPUのWin11 PCにとっては、来年2025年10月のWin10/Win11 23H2サービス終了までに、何もしなければ当該PCの廃棄/Lunix Mint載せ替え/新PC購入などの選択に迫られます。
これら切迫PCに対し、Rufus 4.6はWin11 24H2アップグレードを可能にします。その結果、Win11 24H2サービス期間の2026年10月までの2年間Windowsを使い続けられること、これが何よりも大きいと思います。この延命期間に当該PCの今後を検討できるからです。
PCは、単なる筆記具の置換えから、生成AIを使ったAIアシスタント活用のAI PCへの大変革期です。延命期間と大変革期が重なる次期PCの選び方は、コチラの投稿を参照してください。
Summary:Windows 11 24H2 Rufus 4.6アップグレード成功
Rufus 4.6を使うと、Microsoft公式IntelやAMDリストに掲載無しの古いCPUでも、Windows 11 24H2へ簡単にアップグレードでき、その後、安定動作も確認しました。
24H2アップグレードで得た2026年10月までの2年のサービス期間中に、当該PCをAI PCとして使えるかなど次期PC検討ができます。
Afterword:例年比多いWin11 24H2トラブルとARM64
Win11 24H2既知の問題以外にも、多くのアップデートトラブルが散見されます。原因は、OSコア変更でしょうか、少なくとも弊社利用アプリ互換性は問題無しでした。AI PC大変化期の始まりでMicrosoft対応部門は、トラブルが収束するどころか未だに発散気味、大変でしょう。
また、Rufus 4.6ダウンロードリンクのx86/x64とARM64実行ファイルサイズ差も気になります。処理フローチャートは同じハズ、これ程差が生じる原因も知りたいです。