MCU:マイコンWindows 10,MCU開発環境,1803,トラブル,OneDrive,thumbnail,Microsoft account,customization

突然起動不能に陥った自作メインWindows 10 PC。MCU開発環境は、このPC上に構築されており、メインPCとバックアップPCとのデータ同期も完全では無かったため、実行中であったMCU開発も完全に停止、開発途中部分もすっかり消えてしまいました。

本稿は、トラブルの前兆からWindows 10 クリーンインストールまでの顛末を示し、個人的には同様のトラブルへの備え、また、MCU開発者の方々には、休憩時の笑いネタになればと思い掲載します。

Windows 7から代々更新のWindows 10 Proと前兆トラブル

メイン開発環境に使ってきたWindows 10 Pro 64ビットは、Windows 7→Windows 8→Windows10と無料アップグレードを繰返し乗り切ってきた強者です。この間、マザーボードやHDDからSSDへのストレージ変更などの自作PCのハードウェアも更新し、2017年秋の1709前までは安定して動作しておりました。

マザーボードは、UEFI仕様ですが、Windows 7時代の旧ボード設定をそのまま引継いだため、レガシーBIOSモードで起動させていました。

1709更新後、以下のような細かいトラブルが発生していました。

  1. OneDrive同期しているマイドキュメントのOffice2010サムネイルが表示されない。
  2. エクスプローラー表示(Ctrl+Shift+2)時に、大きい縮小版と小さい縮小版が混在する。
  3. バックアップのノートPC:Windows 10 Homeが、ホームグループ参加に失敗する時がある。
  4. 月1回弱、起動に失敗するが、PCリセットボタン押下げで正常に起動する。

1と2のトラブルは、加齢のため文字よりも図形表示を好むようになり、サムネイル表示やフォルダアイコンも、内容が即解るものを多用するようになった結果で、これらトラブルはPC利用上とても気になっていました。しかし、これらのトラブル対策はネット上には見当たりませんでした。

サムネイル表示やフォルダアイコンの例
大小縮小版が混在表示されるサムネイルの例(左)。内容が一目で解るフォルダアイコン例(右)。

3は、メインPCとバックアップPCのデータ同期の妨げになり憂慮していましたが、1803でホームグループ廃止となるので、1803更新後に対策をとる予定でした。また、4の原因は不明でしたが、リセットボタンで解決するし、頻度も低いので、様子見をしていました。

Version 1803更新後の対策と効果

ホームグループ機能が消えた1803では、簡単接続のホームグループよりも面倒なものの、ネットワークと共有センターの設定を見直し、メインPCとバックアップPCの接続トラブルは解決しました。

また、マイドキュメントのサムネイル非表示は、OneDrive同期からGoogleのバックアップと同期に変更し解決しました。PC起動失敗も1803更新後は、一度も発生せず安心しておりました。つまり、1803更新以降は、2のトラブル以外は解決し、安定動作をしていました。

突然の起動不能とWindows 10クリーンインストール

メインPCのモニタに突然BCD関連のエラーメッセージが表示され、PCリセットボタン押下げ後も起動しなくなったのは、7月9日です。対策に、Windows 10の自動修復やスタートアップ修復、コマンドプロンプトでbootrecコマンドなど考え付く対策を何度か実行しましたが、残念ながら起動不能となりました。

起動不能直前のバックアップを取っていたので、SSDの寿命ではと思い新SSD調達後、新SSDへリカバリしましたが、旧SSDと同じく全く起動しません。旧SSDをCrystalDiskInfoで調べたところ、ハードウェアには問題なしでした(調達前にチェックすべきでした、この間に費やした時間:1W)。

この時点でメインPCのリカバリを諦め、1803クリーンインストールで回復させる方法に心を切り替えました。ついでにマザーボードをレガシーBIOSから、UEFI起動へ遅ればせながら変更を決意しました。

さて、Windows 7以来久しぶりのクリーンインストール。ネット上に様々な情報がありますが、14インチノートPCの16対9横長モニタで検索し情報を読むのは、24インチ3対2のメインPCに比べ劣ることを実感しました(小さく細かいモニタ文字は読みにくい、やはりモニタは大きい方が良いです)。

読みにくさを我慢して見つけた情報を基に1803のクリーンインストールをしましたが、これがMicrosoftアカウントを使ってのインストールでした。
Microsoftアカウントインストールの場合、面倒なPIN入力やユーザフォルダ名の勝手な設定、自動起動するOneDriveに悩まされます。Windows 7時代は、ローカルアカウントインストールが主流だったことをこの時思い出しました(この失敗に気が付くまで:0.5W)。

そこで、再度ローカルアカウントでの1803クリーンインストールを行い、とりあえずWindowsとOffice2010、ブラウザ、セキュリティソフト、バックアップソフト(Todo Backup Free)、同期ソフト(FreeFileSync)のインストールを完了した時点で、クリーンインストール直後の初期バックアップを取りました。また、リカバリをテストし、動作確認しました(再インスト:0.5W)。

勿論、UEFIで正常に起動します。Windowsライセンス認証も問題ありません。

MCUアプリインストール前にカスタマイズ復元するが…

私は、WindowsやOfficeはカスタマイズして使います。クリーンインストール直後の状態は、使いづらいのです。そこで、バックアップのノートPCを参考にしながらカスタマイズも復元しつつあります。

メールアドレスに紐づけされているChromeやFirefoxブラウザのカスタマイズは、簡単に復元できますが、Microsoft製品のカスタマイズ復元は手動で行うので面倒です(多分Apple  iOSなら簡単にできるのかも?)。

Microsoft もSaaSやPaaSをうたうなら、個人情報収集よりも先ず提供ソフトの設定などをクラウド保存し、ブラウザ同様Microsoft アカウントでローカルPCに復元してほしいと思います。

個人レベルでの各種セキュリティ対策を行うのも困難になりつつあり昨今、MCUに限らず全ての開発のベースとなるWindowsと、出来ればOfficeアプリは、クラウド側で安全にサービスを提供してほしいと思うのは私だけでしょうか?

現在クラウドで提供されているWord/Excel/PowerPointサービスは、低機能すぎて、使いものになりません。Office365なら機能十分で、カスタマイズ復活なども可能なのでしょうか?

Windows 10 IoT Core Servicesは、この要望に近いOSサービスかもしれません。

MCUソフト開発環境もmbedなどは、開発環境が全てクラウド側で用意されていて、ローカルでは、高度なデバッグを除いてブラウザのみで開発ができます。今回のようなトラブルが発生しても、開発を中断せずに続けられます。

未だWindowsとOfficeのカスタマイズ復元中です。これらを復元するため、先ずWordでトラブル顛末記を作成しました(カスタマイズに要する時間:推定1W~2W)。

トラブルから得た教訓

・Windowsクリーンインストールは、ローカルアカウントにて行うべし。
・モニタは大きいものが必須。次期ノートPCは、携帯性を犠牲にしても17インチモニタにすべし(1キロ13インチなんてとんでもない!)
・各種カスタマイズ復元ソフトを探すべし。