AI PCソフトウェアのLLMとMCP

NET PCからAI PC移行期の重要技術
NET PCからAI PC移行期の重要技術

従来のNET PCから新しいAI PCへの移行期です。筆者を含めた技術者は、常に多様な新しい事柄を学び理解が必要で大変ですね。そんな方に、AI PCソフトウェア重要要素:LLMMCPの良書を示します。

AI PCハードウェア:HWとソフトウェア:SW、活用ノウハウ

AI PC実現には、先ず専用のHWが必要です。例えば、40TOPS以上NPUやセキュリティチップPlutonなど。今はHW価格上昇中で簡単に入手できなので、価格が落ち着くまでSWを調査します。

ちなみに前章の図は、従来のNET PCと新しいAI PC重要要素を対比して示したつもりです。

インターネット解放によりPCには高速ネットワークHWが必須となり、ネット接続SWにブラウザ、そのブラウザを活用したキーワード検索技術が普通のユーザにも必要になりました。

NET PCは、普通ユーザの情報収集ツールとしての役割が加わりました。

同様にAIにより従来NET PCAI専用HWが加わり、そのHW利用のAI SWも加わります。更にユーザにもプロンプト作成などのAI活用ノウハウが必要になります。つまり、AI PCは、普通ユーザのパーソナルアシスタントツールになりつつあります。

我々技術者は、普通ユーザよりも深く重要要素を理解・学習し、NET PCのようにAI PCを使いこなせないと、その存在意味が無くなる可能性があることをご理解頂けたでしょう。

LLM導入と機能理解の良書

AI PCソフトウェア要素のLLM
AI PCソフトウェア要素のLLM

ブラウザ同様、複数のLLMがありそれぞれに特徴があります。現状のLLMを選択、特徴を掴むには実際にご自分で試行錯誤するのがBestですが、代わりの良書:LM StudioでローカルLLMを始めよう(第13回)、日経XTECHがあります。

各種LLM特徴と4機能が、要領よくまとまっています。

技術者が参考になる適用例もあり、日経ソフトウェア記事だけに実に読みやすい。読みやすさは、理解し易さにも繋がりますのでお勧めです。

LLM活用ノウハウとMCPの良書

AI PC利用ノウハウを実現するMCP
AI PC利用ノウハウを実現するMCP

LLMは、AI PCと人間のインタフェースです。このAIインタフェース経由でAI PCをどう使うか、つまり活用ノウハウ例が、コチラの記事(前編)にあります。

このAI PC活用に重要な役割を果たすのがMCPです。

ノウハウ記事は、MCPがどのようにAI PC活用に結びつくかを具体的に示しています。PCソフトウェア開発者は、人間とAIエージェント両方に対応できるMCP理解は必須です。

SummaryAI PCソフトウェアのLLMMCP

技術者は、常に多様な新しい事柄の学習・理解が必要です。AI PCのソフトウェア重要要素LLMを効率よく理解できる日経ソフトウェア記事と、LLM導入AI PCMCP活用ノウハウ記事を紹介しました。どちらも良書です。

AIによる記事要約が簡単に得られる時代です。しかし、自分で記事を読み理解する方が学習は容易です。古の「学問に王道なし」は、AI時代でも続くようです。但し、良書を使うと学習効率は上がります。


Copilot PC変化の兆し

Microsoftが「強力に推進中」のCopilot PCに変化の兆しという記事をピックアップしました。
さて読者の方々は、どう考えますか?

Copilot PC変化記事

MicrosoftWindowsに対しCopilot+AI PC)機能等をかなり強引に追加中なのは実感します。また、1月月例更新で数々のトラブルが生じたのも事実です。これらから、MicrosoftAI戦略を再評価し、AI機能の簡素化、または、無効化を検討中というのが記事概要です。

一方、Win112月月例更新で様々な新機能追加という記事もあります。

これらは、Microsoftの思惑通りローカルAI処理に必須のNPU普及が進んでいないのが原因と推測します。つまり、AI Windows化(Win12開発)遅れの焦りが、ユーザ信頼性を揺らがせる結果を招いているのです。

人間処理からAIエージェント共存処理への過渡期

AIの可能性、生産性は計り知れません。

AIエージェント向け標準プロトコルMCPの仕組み(出典:Wikipedia)
AIエージェント向け標準プロトコルMCPの仕組み(出典:Wikipedia)

従来の人間だけを対象としたソフトウェア処理を、人に加えAIエージェントへも任せられるMCPModel Context Protocol)処理変更は、多岐に渡ります。バグが生じるのも止む負えない感がするのは筆者だけでしょうか?

この従来人間のみソフトウェア処理変更も、いずれAIによる自動変更、または、AIによるソフトウェア生成が可能になると思います。そうなればバグも減少するでしょう。

月例更新トラブル多発は、MCPソフトウェアへの移行過渡期の表れと筆者は思います。

SummaryCopilot PC変化の兆し

Copilot PC変化の兆しはMCPソフトウェアへの移行過渡期の表れ
Copilot PC変化の兆しはMCPソフトウェアへの移行過渡期の表れ

例えMicrosoftCopilot PCへの注力具合が変化したとしても、AIPCを激変することは変わりません。AIは人類にインターネットよりも変化を与えるからです。

超巨大営利企業Microsoftは、市場や関連団体リーダーとしての顔も持ち、エンドユーザのみを重視できないことは理解できます。過去、大成功のWin7/10や数々の先駆的失敗も経験済みです。

Copilot PC変化記事も、これら経験に基づいた一種のバイブレーションだと思います。Microsoftならではの経験を活かし新しいAI Windows/Office開発・発売を祈ります。


PC AIエージェント動向

PC AIエージェント動向で気になる記事が多数あります。本稿は、その中で下記2記事をピックアップし要約、今後のエッジPCAIエージェント動向とユーザ注意点をまとめます。

Gemini 2.5 Computer Use

自然言語指示と画面スクリーンショットを入力とし、次に何をすべきかをAIエージェントが判断、マウスクリック、スクロール、タイピングなどのユーザアクションを、function_callの形で生成・実行するのが、「Gemini 2.5 Computer Use」です。

つまり、ユーザがマウスやキーボードで行う操作ほぼ全てを、Gemini 2.5 Computer Useが模倣、代行することが可能です。

例えば、Webの繰り返しデータ入力自動化、複数Eコマースサイトから製品情報収集、さらに最安フライト検索と予約実行などの処理も対応可能です。

ExcelWord複雑タスク処理実行

例えば、「Excel売上データを分析し意思決定に役立つ洞察を視覚的に示してほしい」とPCへ話すと、Copilotが適切な数式を選び、新しいシート生成や可視化を含む成果物を365 Copilot AIエージェントが提示します。

つまり、専門知識が必要だったExcelの高度関数やモデリング操作を、自然言語指示だけで実現可能です。

Wordは、対話的に文書を作成することに重点が置かれています。例えば、顧客フィードバック要約や月次レポート更新、プロジェクト概要の整理を、AI エージェントと対話しながら作成できます。

AIエージェント動向と開発者ユーザ注意点

前章までの記事要約から判るのは、AIエージェントがPC操作環境を根本から変える可能性を秘めていることです。また、AIへの要求手段として、ユーザの自然言語が使えることも特徴です。AIエージェントと話せば(チャットすれば)、AIエージェントが解を出してくれる訳です。

一方で、購入や機密情報に関わる高リスクアクションには、ユーザに明示的な確認を求める仕組み(Human-in-the-LoopHITL)を実装することが、AI開発者に義務付けられています。また、多くのAIエージェント機能の自然言語は、今のところ英語が主なサービス対象です。

SummaryPC AIエージェント動向

PC AIエージェント動向で気になる2記事を要約し下記を得ました。

  • AI入力手段に自然言語(当面は英語)が用いられる
  • AI開発者は、HITL義務化(高リスクアクションに明示的ユーザ確認を求める仕組み)に注意
  • AI出力にエラーやセキュリティ脆弱の可能性があるため、重要タスクはユーザ監視を推薦

いずれ日本語などにも自然言語対応されるでしょう。擬人化されたAIエージェントが、PC操作を根本から変える可能性をご理解頂けたと思います。