諸行無常とAI

諸行無常を表す簡単な図(出典:Copilot)
諸行無常を表す簡単な図(出典:Copilot)

諸行無常とは、この世の存在は全て変化し、一瞬も同一性保存ができないという仏教用語です。

Intel衰退記事やホンダと日産の経営統合協議打ち切り記事を目にすると、高校時代筆者が学んだ平家物語冒頭の「…鐘の声、諸行無常の響きあり」を思い出しました。

Intel衰退

202411月、ダウ工業株の平均対象からIntelを除外し、代わりにNVIDIAの採用記事や、Intel大負け記事等を読む度に、今、人工知能(AI)が時代を動かしていることを実感します。

かつての覇者Intelの大負け記事は、様々な失敗原因も分析しています。その原因は、Intel首脳部の将来予測判断ミスが多いようです。

ホンダと日産の経営統合打ち切り

ホンダ、日産ともに、自動運転やEV化に向けて単独生き残りは困難と言われます。今回の統合打ち切り経営判断が、正しいか否かも、数年後、Intel同様分析されるでしょう。

Intel、ホンダ、日産のこれら判断は、当然ですが主に首脳部能力に起因しています。

将来数値予測や最新情報取得はAIが得意

シミュレーションによる将来の数値予測やネットに溢れる最新情報取得、分析は、AIの得意分野です。もちろんハルシネーション対策は必要ですが、AIが出す回答は、人間最終判断の重要な材料になり得ます。

仮に、昔のIntel判断時に今のAIがあれば、現在のIntel衰退は防げたかもしれません。

ホンダと日産の経営統合判断にAIを活用したかどうかは不明です。しかし、人間の主観判断だけなら、Intel同様、ミスは付き物です。

SummaryNothing is permanent and AI

釈迦が昔説いた諸行無常は、どの時代でも変わりません。しかし、最後に判断するのはいつでも人間です。AI頼りは間違いです。

但し、人間の主観によるバイアスに惑わされず、AIの客観的な将来予測等も考慮に入れるのが、今のAI時代経営判断方法だと思います。何故ならそのAI自身が、今と将来の状況を大きく動かし変えるからです。

Afterword:嫌いな科目:古文

古文の教材例
古文の教材例

理系専攻筆者にとって高校の古文は、嫌いな授業科目でした。それでも、「諸行無常の響きあり」を思い出すのですからは、好き嫌いに拘らず学びは必要ですね。ちなみに、最初の図は、諸行無常を簡単に表す図に対する無償Copilot回答です(古文同様、筆者には判りにくい図ですが…)。興味深いテーマですね!というCopilot言い訳も付いていました😊。