6月27日、NXP LPC8xxロードマップ2017掲載のLPC84xが発表されました。
LPC84xは、従来のLPC8xx(小ピン+スイッチマトリクス)に、新たな特徴が追加されました。
・高速アクセス初期設定メモリ(FAIM)により、電源オン時クロック低周波数モード起動が可能でスタートアップ消費電流を最小化
・GPIOポートの設定構成による即時起動が可能で、MOSFETなどの付属デバイスによる潜在的な終端問題を解消
データシート6章のブロック図を示します。

スタートアップ消費電流の最小化を実現するのが、FIAM:Fast Initialization Memoryでこれを使うことで1.5MHzブートが可能です。起動を繰り返してもバッテリー消費が抑えられ、より長い期間の動作が期待できます。
また、容量式タッチセンシングやライブラリーによる自動キャリブレーションなどのアプリケーション向きの機能も追加されています。

2017/3Q(7~9月)に評価ボードLPCXpresso845-MAXとともに供給開始の予定だそうです。