Rufus 4.11でWin11 25H2アップグレード成功

RufusによるWindows 11 25H2アップグレード成功
RufusによるWindows 11 25H2アップグレード成功

930日、Win11 25H2配布がスタートしました。幸運にも自動更新で弊社4PC1台は、Win11 25H2になりました。

一方、102日、Windows UEFI CA 2023対応メディア作成ができるRufus 4.11がリリースされました(RufusWin11アップグレード要因回避しWin11 25H2化できるツール、CA 2023Afterword参)。

残り3 Win11 24H21台を、Rufus 4.11Win11 25H2手動更新し、正常動作中ですので報告します。

PCはコチラの投稿で使った10年前購入ThinkPad T440pWin11 24H2→25H2アップグレードで示しますが、Win10→Win11 25H2アップグレードもできるハズです。

Rufus 4.11Win11 25H2アップグレード方法

919日投稿Rufus総集編の表示回数は上位です。1014Win10 EOSを前に、Win11アップグレードへの関心高さが判ります。自動で25H2になったPC以外の3PCは、未だWin11 24H2のままです。

そこで、Windows UEFI CA 2023対応メディア作成機能が追加されたRufus 4.11を使って、Win11 24H2 6日(月曜)にWin11 25H2へ手動アップグレードし、本日(金曜)現在、正常動作中です。

このWin11 25H2アップグレード方法を、準備→手動更新→更新後の処理の順に示します。

Win11 25H2アップグレード準備

Step1:アップグレード失敗に備え最終Win11 24H2をバックアップ。

最終Windows 11 24H2
最終Windows 11 24H2

Step2Win11 25H2Rufus 4.11ダウンロード。

Win11 25H2とRufus 4.11ダウンロード
Win11 25H2とRufus 4.11ダウンロード

Step3Rufusを起動し、デバイスは容量8GB以上のUSB、ブートの種類はダウンロードしたWin11 25H2、その他はデフォルトでスタートクリック。

Rufus 4.11の設定
Rufus 4.11の設定

Step4:回避するWin11アップグレード要件を選択しOKクリック(全て回避した弊社例が下図)。CA 2023は、Rufus 4.10以降に追加された条件。これら回避要件は、24H2以外、例えばWin10→Win11 25H2にも適用可能。

Windows 11 25H2アップグレード回避要件の設定
Windows 11 25H2アップグレード回避要件の設定

Step5:プログレスバー終了でWin11 25H2インストールUSB作成完了。閉じるクリックでWin11 25H2アップグレードへの準備は終了。

Windows 11 25H2アップグレード準備完了のRufus 4.11
Windows 11 25H2アップグレード準備完了のRufus 4.11

Win11 25H2手動アップグレード更新

Step6Win11 24H2起動状態で、Win11 25H2インストールUSBを開きsetup.exeクリック。

Rufus 4.11 setupクリック(旧Windows起動状態の実行必須)
Rufus 4.11 setupクリック(旧Windows起動状態の実行必須)

Step7Win11のインストールはデフォルトのまま次へ(N)をクリック。Win11ダウンロードが始まり、続いてPCチェックが表示、最後にライセンス条項が示されるので、同意する(A)をクリック。

Windows 11 25H2のセットアップ
Windows 11 25H2のセットアップ
Windows 11 25H2のライセンス条項
Windows 11 25H2のライセンス条項

Step8:更新プログラムダウンロードが開始され、インストール準備完了で引き継ぐもの選択。引き継ぐもの変更クリックでファイルのみ、または、アプリのみの選択も可能。選択後、インストール(I)をクリック。

更新プログラムのダウンロード
更新プログラムのダウンロード
インストール中はPCを使えない点に注意
インストール中はPCを使えない点に注意

Step9Win11インストールと更新プログラム構成が始まり、終わると自動再起動。通常起動手順(パスワード入力など)を経てWin11 25H2手動アップグレード完了。

Windows 11 25H2インストール開始
Windows 11 25H2インストール開始
Windows 11 25H2更新プログラム構成中
Windows 11 25H2更新プログラム構成中

Win11 25H2アップグレード後の処理

Step10Windows Updateを実行し、最新更新プログラム適用。オプションの更新プログラムもあればインストール。

Windows Updateで最新更新プログラム適用(オン設定もお勧め)
Windows Updateで最新更新プログラム適用(オン設定もお勧め)
オプションの更新プログラム適用
オプションの更新プログラム適用

Step11Win11 25H2アップグレード確認と不要ファイル削除。

Windows 11 25H2アップグレード成功後の仕様確認
Windows 11 25H2アップグレード成功後の仕様確認
Winidows 11 25H2アップグレード成功後の不要ファイル削除
Winidows 11 25H2アップグレード成功後の不要ファイル削除

SummaryRufus 4.11Win11 25H2アップグレード成功

Win11 25H2アップグレードには様々な要件があり、未達PCはアップグレードができません。Win10 EOSなどのサービス終了を前に、要件回避しWin11 25H2化できる無償ツールがRufusです。

最新Rufus 4.11は、Win11再インストール時のUEFI CA 2023トラブルへも対応しました。このRufus 4.11を使いWin11 24H2→Win11 25H2手動アップグレード方法を示しました。

Win11 25H2の再インストールは試していませんが、Win11 25H2アップグレードは成功、正常動作中です。本方法は、Win10→Win11 25H2も可能です(Step4参)。アップグレードCPU要件も同時に回避します。

Rufusを使うと本稿で示した10年前PCでも最新Win11 25H2アップグレードができ、25H2サービス終了の202710月まで延命にも成功です。

古いPCのためエッジAI利用は不可能です。しかし、延命中にクラウドAI活用やAI Copilot+ PC新規購入、次期Win12検討ができます。

AfterwordWindows UEFI CA 2023とは

Windows UEFI CA 2023は、Rufus Wikiに説明があります。NotebookLMを使って和訳しましたが、判り難い内容です。そこで、小学生にも判るようにプロンプトを追加し筆者理解内容を示します。

Windows UEFI CA 2023は、古いPCA 2011証明書に代わる新しい証明書です。この証明書は、UEFI内にファームウェアとして保存されています。Win11 25H2再インストール時、古い証明書ではインストールができません。そこで、UEFIの古い証明書を新しい証明書へ書き換えて対応します。

新証明書CA 2023書き換え機能付きWin11インストールメディア作成ツールがRufus 4.10以降です。

本稿Rufus作成インストールUSBは、CA 2023のPCと同様PCA 2011PCでもUEFICA 2023へ書き換えますのでWin11再インストールが可能です。

Windows11 25H2年次更新の詳細

79Microsoftは、7月のWin11 24H2月例更新KB5062553を配布しました。この月例更新を使って、今秋リリース予定のWin11 25H2年次更新を詳しく説明します。

7月のWin11 24H2月例更新

今月のWin11 24H2の月例更新KB5062553を、前投稿Win11 25H2年次更新の図を使って示したのが下図です。上側が今月の月例更新、下側がリリース予定のWin11 25H2年次更新です。

Win11 24H2の月例更新(上)とWin11 25H2の更新プロセス(下)比較
Win11 24H2の月例更新(上)とWin11 25H2の更新プロセス(下)比較

月例更新は、KB5062553が有効状態でWin11 24H2へインストールされ、再起動後にWin11 24H2 OSビルド番号が26100.4652へ更新されます。

一方Win11 25H2年次更新の場合は、通常の月例更新時に、25H2新機能が何回かに分けて無効(Disabled)状態で事前に分散配布され、今秋正式リリースの再起動後にこれら配布済み新機能を有効(Enabled)へ変える手間が増えます。しかし、更新プロセスは、実績ある月例更新と全く同じです。

事前分散配布の目的は、Win11 25H2新機能の一回全配布に比べ、年次更新時のダウンロード時間を短くできることです。

Win11 25H2Win11 24H2OSビルド番号は、同じ26100番台で、OSコア共有です。従って、Win11 25H2は、24H2と同じくらい既知の問題が解消された安全・安定なOSとしてインストールされ、アプリ互換性問題も少ないと思います。

Win11 25H2年次更新の特徴

  1. Win11 25H2年次更新は、月例のWin11 24H2更新と同一プロセス
  2. Win11 25H2 OSビルド番号は、26100番台で24H2とOSコア共有
  3. Win11 25H2新機能は、月例更新に事前分散配布され年次更新時間は短い
  4. 今秋25H2リリースまでに、未だ残るWin11 24H2既知の問題は解決

以上から、簡単・安全・安心なWin11 25H2年次更新ができると、Microsoftブログは強調しています。

筆者も、Win10OSビルド:19045)からWin11OSビルド:22621)へ年次更新した時のようなOS起因のトラブル多発は、Win11 25H2では避けられると思います(関連投稿:Win11 OSビルド番号)。

SummaryWin11 25H2年次更新詳細

今秋リリース予定のWin11 25H2年次更新を、今月のWin11 24H2月例更新KB5062553を使って詳しく説明しました。

Win11 25H2新機能は、月例更新時に事前分散配布のため年次更新時間は短く、24H2既知問題は解決済みの安心・安全・簡単なWin11 25H2年次更新になりそうです。

AfterwordWin11 25H22大使命

多くのWin10ユーザ取込みが、Win11 25H2の使命の1つです。このため、OSビルド差が少ないマイナ更新でOS安定性とアプリ互換性を増し、実績ある月例更新プロセスを使い分散配布、年次更新時間も短くします。Win10ユーザへのMicrosoft配慮を感じます。

もう1つの使命が、Win11 25H2新機能によるAI PCユーザの拡大です。AIエージェントCopilotと各種Microsoftツール連携は、更に強力になるでしょう。AI PCが、先行するAIスマホのように進化するか、はたまた、開発者向けの別方向に進化するか、興味津々です。