2025年1月時点のCopilot+ PC対応ノートPC搭載Intel x AMD x Qualcomm 3社の現状が良く判るPart1、Part2、Part3記事を見つけました。
図表が多く判り易いのですが、長文なので前投稿Chrome追加Copilotを使って要約し、Intel x AMD x QualcommのAI CPU比較表にまとめました。
Summary:Intel x AMD x Qualcomm AI CPU比較表(2025年1月編)
高性能AMD、中庸Intel(32GB SoCメモリ)、低電力+最新AI動作Qualcommが表に現れています。
2024年6月Copilot+ PC発表直後のMicrosoft Surface Pro約40万円に比べれば、20万円前後でAI PC製品価格もこなれてきました。
弊社採用予定ミニPCのCPUで考えると、AMD優位は変わらずです。Armネイティブ動作の高度AIアプリベンチマークが、Qualcomm圧勝なら再考ですが、25年1月時点では見極め困難なためです。
25年1月現在 |
Intel |
AMD |
Qualcomm |
CPU(SoC) |
Core Ultra 7 258V | Ryzen AI 9 HX 375 | Snapdragon X Elite X1E-78-100 |
x86/x64互換 |
互換 | 互換 | 非互換(Armベース) |
NPU |
47TOPS | 55TOPS | 45TOPS |
製品実装メモリ |
32GBオンチップ | 32GBオンボード | 16GBオンボード |
バッテリー維持 |
約20時間(64Wh) | 約21時間(68Wh) | 約26時間(59Wh) バッテリー駆動時間圧勝 |
ベンチマーク |
シングルスレッド優位 (ビジネスアプリ互角) |
マルチスレッド圧勝 (ビジネスアプリ互角) |
スコアやや低下だが大勢影響小 (Armネイティブアプリ小) |
高度AI機能 |
未動作 | 未動作 | リアルタイム翻訳など動作 |
CPU特徴 |
低発熱性に優れる | 性能追及ユーザー向け | 長時間バッテリー動作に優れる |
- Copilot+ PC要件を満たすHP(ヒューレットパッカード)14インチノート3製品実装AI CPUを比較
- 製品差別化のためIntel>AMD>Qualcomm価格差あるが同一価格帯PC
- x86/x64互換Intel/AMDと非互換Qualcommベンチマーク比較は目安。高度AIアプリはQualcommのみ動作中(24年11月アップデートでIntel/AMDも動作とMicrosoft発表あるが未動作)。
- 24年12月Arm対応アプリ一覧はコチラ
- 2025年後半に次期Lunar LakeのPanther Lake投入をIntel発表
比較表作成手順
Copilotを利用した本稿AI CPU比較表の作成手順が以下です。
Part1からPart3は、PCの製品紹介も兼ねているので図表が多く判り易い資料です。従って、それぞれをPDF A4出力し結合すると、全46ページにもなります。内容が濃いので、一読をお勧めします。
さて、長文のため結合PDFの1500字程度要約をCopilotへ依頼しました。Copilotは、僅か数秒で1673文字の要約を出力しました。要約出力は、とても良い出来です(AfterwordにCopilot要約添付)。
筆者がこのCopilot要約を使って結合PDFを再読し、Intel x AMD x QualcommのAI CPU性能比較のためにピックアップしたのが、最初の表です。
※「製品ではなくCPU比較表にまとめて」とCopilotへ要求すれば、もっと簡単に答えが得られたかもしれません。しかし、そこまでAI任せにせず、筆者自身が要約を元に最新AI CPU状況を把握した結果を表化しました。
Afterword:Copilot生成要約
このPDFは、Intel、AMD、Qualcommの3つのプラットフォームを搭載した14型AI PCの比較を行っています。以下はその要約です。
### 概要
2024年の大きなトピックである「AI PC」に焦点を当て、Microsoftが定義する「Copilot+ PC」の要件を満たす3つのプラットフォーム(Intel、AMD、Qualcomm)を比較しています。これらのPCは、Windows 11で新たに追加された機能を利用可能です。
### 比較対象のモデル
- **Intel**: HP OmniBook Ultra Flip 14-fh(Core Ultra 7 258V搭載)
- **AMD**: HP OmniBook Ultra 14-fd(Ryzen AI 9 HX 375搭載)
- **Qualcomm**: HP OmniBook X 14-fe(Snapdragon X Elite X1E-78-100搭載)
### スペックと特徴
- **Intelモデル**: 14型有機ELディスプレイ(2880×1800ピクセル)、最大400ニトの高輝度、タッチ操作とペン対応、Thunderbolt 4対応のUSB Type-C端子3基、約900万画素のWebカメラ、クアッドスピーカー、重量約1.34kg。
- **AMDモデル**: 14型液晶ディスプレイ(2240×1400ピクセル)、最大300ニトの輝度、タッチ操作対応、Thunderbolt 4対応のUSB Type-C端子2基、USB Standard-A端子1基、約900万画素のWebカメラ、クアッドスピーカー、重量約1.57kg。
- **Qualcommモデル**: 14型液晶ディスプレイ(2240×1400ピクセル)、最大300ニトの輝度、タッチ操作対応、USB4対応のUSB Type-C端子1基、USB 3.2 Gen 2対応のUSB Type-C端子1基、USB Standard-A端子1基、約500万画素のWebカメラ、デュアルスピーカー、重量約1.34kg。
### ベンチマークテスト結果
- **CINEBENCH 2024**: マルチスレッド性能ではAMDモデルが突出したスコアを記録。シングルスレッド性能ではIntelモデルが優位。
- **Geekbench 6**: CPUテストではAMDモデルが強く、GPUテストでも優位。
- **CrystalDiskMark 8.0.6**: ストレージ性能はQualcommモデルがやや劣るが、他の2モデルは公称パフォーマンスを発揮。
- **3DMark**: IntelモデルとAMDモデルがほぼ互角だが、若干Intelモデルが優勢。
- **PCMark 10**: 総合的な性能ではAMDモデルが強く、特にクリエイティブ系のテストで優位。
### バッテリー駆動時間と動作音
- **バッテリー駆動時間**: Qualcommモデルが最も長く、次いでAMDモデル、Intelモデルの順。
- **動作音**: 高負荷時にはIntelモデルが最も静音で、QualcommモデルとAMDモデルは動作音が大きい。
### 発熱と放熱性能
- **発熱**: IntelモデルとAMDモデルはヒンジ部からキーボード中央部にかけて熱を帯びるが、パームレスト部までは伝わらない。Qualcommモデルはボディー左奥が中心に発熱。
### AI体験
- **Qualcommモデル**: Arm版Windows 11が先行しており、イメージスケッチやリアルタイム翻訳字幕などの高度なAI機能を提供。
- **IntelモデルとAMDモデル**: 近日中に同様のAI機能が実装予定。
### 結論
それぞれのモデルは異なる特徴を持ち、用途に応じて選択が可能です。Intelモデルは省スペース性と低発熱性に優れ、AMDモデルは高性能を求めるユーザーに適しており、Qualcommモデルは長時間駆動とコストパフォーマンスに優れています。