CubeSuite+ V1.03.00へバージョンアップ

CubeSuite+が、V1.03.00へバージョンアップしました(ルネサスサポート情報vol.122 2012/11/15より)。今回様々な機能追加/変更がありますが、ここでは、2点紹介します。

端子配置表/図追加

RL78/G13G14の設計ツールに端子配置表と図が追加されました。配置図で、コード生成ツールの結果がGUIで確認できます。マイコンボード設計時、PIORで再配置ピンの配置を検討する際などに有効です。また、配置表には、ピン未使用時の処置方法もあるので参考になります。

端子配置図
端子配置図

コード生成出力の変更

CubeSuite+のポイントは、コード生成ツールの活用です。今回、このコード生成の自動生成ファイルに変更がありました。

新旧コード生成ツール比較
新旧コード生成ツール比較

hdwinit()の割込み許可EI()の前に、R_MAIN_UserInit()が追加されました。困るのは、従来プロジェクトを新バージョンで再コード生成したら、main()に関しては、旧バージョンの/* Start User code… から /* End User code…のソースがコピーされないことです。要となるコード生成ツール自体もバージョンアップしますので、このような不具合があることも念頭に置く必要があります。リリースノートに記載はありますが、多くの変更の中に、サラリと紛れ込んで記載されますので、注意が必要です。

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