4月9日、Rufus 4.6からRufus 4.7へ更新されました。ChangeLog.txtを見る限り、4.7にWindows関連の変更はありません。しかし、念のため新しいRufus 4.7を使ってWin11 23H2を24H2へ手動更新し成功しました。
Win11 23H2/Win10サービス終了10月14日より前のユーザの好きなタイミングで、Win11 24H2アップグレード要件を回避した手動更新が可能です。
従来PCの1年延命効果
最後のWindowsと言われたWin10サービス終了が今年10月14日、Win11 23H2もサービス期間は2年ですので、同じ10月14日にサービス終了です。現在Win12発表が無いため、Win11 23H2/Win10ユーザは、サービス終了より前にWin11 24H2アップグレートが必須です。
Rufus 4.7は、ユーザが手動でWin11 24H2へアップグレードできるツールです。様々なアップグレード要件も次章で示すように回避可能です。要件を満たさないWin11 23H2/Win10でもWin11 24H2更新ができます。
但し、24H2へ更新してもリアルタイム翻訳などのエッジ(端末)AI機能は使えません。従来PCは、40TOPS以上のNPUなどCopilot+ PC(AI PC)要件を満たさないからです。それでも、24H2サービス終了2026年10月迄、1年間の延命効果があります。
PDF要約などNPUを使わないクラウドAI機能は、従来PCでも使えます。
Rufus 4.7のWin11 24H2手動アップグレート方法
Win11 24H2手動アップグレードは、ツールがRufus 4.7に変わっただけでRufus 4.6と全く同じ方法です。
Rufus 4.7のWindows 11 24H2手動アップグレード方法 |
|
準備 | 1. Win11 23H2バックアップ(更新失敗リカバリ対策) 2. Win11 24H2ディスクイメージダウンロード 3. Rufusを実行しWin 11 24H2インストールUSB作成 |
更新 | 1. Win11 23H2起動状態でインストールUSB setup実行 2. Win11セットアップダイアログに従い数回クリック 3. Win11 24H2大型更新完了 |
Win11 24H2ディスクイメージも最新版になりました。新にダウンロードしインストールUSBを作成してください。Win11 24H2アップグレード要件回避は、準備3実行中に設定します。全て回避した弊社PCの例が下図です。

手動更新後のWin11 24H2所感
NPUを持たないWin11 23H2をWin11 24H2へ更新しても特に変わりはありません。敢えて示すと、右クリックメニューアイコンに説明が加わった、シャットダウンダイアログがシンプルになったなどです(下図)。

これら見た目変更程度なら、24H2トラブルが長引く現状は考えにくいとMCU開発者の筆者は思います。まして、OSコアを大幅変更する必要も無かったでしょう。筆者が、24H2トラブル継続の主因は、次期Win12前準備、つまりAI PC起因と考える理由が、24H2外観変化の少なさです。
逆に、従来PCのWin11 23H2から24H2へ更新すれば、NPU非実装のためエッジ(端末)AI機能は使えませんが、サービス終了を1年間伸ばすメリットはあります。
関連投稿:従来PCとAI PC(Win12)の2層対応Win11 24H2(3章)
Summary:Rufus 4.7でWin11 24H2手動更新成功
Win11 23H2/Win10ユーザは、Rufus 4.7を使うと2025年10月14日サービス終了前の好きなタイミングで、Win11 24H2手動更新ができます。更新時、Win11 24H2アップグレード要件回避も可能です。
従来PCは、NPU無しでCopilot+ PC要件も満たさないため、24H2更新後もエッジAI利用はできません。しかし、Win11 24H2サービス終了2026年10月迄、従来PCの1年延命メリットがあります。
Afterword:起動OneDrive再インストールと次期AI PC検討
Win11 24H2更新時、OneDriveやTeamsなどWin11 23H2で筆者削除アプリが、勝手に再インストールされます。特にOneDriveは、起動アプリになります。使わないユーザは再削除など対応が必要です😠。
弊社Win11 23H2運用4PCの内1PCのみRufus 4.7で先行して24H2更新を行いました。残る3PCも10月14日迄に更新します。未だ24H2既知の問題が残っているため、後回しがより安全です。4PCそれぞれを2026年10月迄に延命し、次期AI PCはこの延命1年間で冷静に検討します。
なお、Win10からWin11への更新は、コチラの記事も参考になります。