新規プロジェクトを作成するには、CubeSuite+のスタート(S)画面から、“新しいプロジェクトを作成”を使うのが一般的です。このツールには、新規プロジェクト作成と、既存プロジェクト流用の2つの選択肢があります。しかし、いずれの方法でも、コード生成の設定値は、引き継がれません。
そこで、既存プロジェクトを流用し、かつ、コード生成の設定値も引き継ぐプロジェクト作成方法を紹介します。
既存プロジェクトを丸ごとコピーし、そのフォルダ名とプロジェクト名:既存プロジェクト名.mtpjを、新プロジェクト名に変更します。変更したプロジェクト名.mtpjをダブルクリックし、CubeSuite+を起動します。これで、既存プロジェクトとコード生成設定値が、両方とも新しいプロジェクトへ引き継がれます。一旦、CubeSuite+を終了します。新プロジェクトフォルダ内にある旧プロジェクト名.PC名.mtudファイルは、削除して構いません。新プロジェクト名.PC名.mtudファイルは、自動生成されています。
プロジェクト作成の3方法 | コード生成設定値コピー | 既存プロジェクトファイルコピー |
新規プロジェクト作成 | なし:新規コード生成必要 | なし:userdefine.h新規作成必要 |
既存プロジェクト流用 | なし:新規コード生成必要 | あり |
フォルダ丸ごとコピー | あり:コピー済み | あり |
但し、第3の方法でも、コード生成を再実行した場合は、割込みバンク設定値(RB1/RB2/RB3)は、全てデフォルトのRB0に戻ります。RB0以外の割込みバンク使用時は、注意が必要です。