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LPC820 vs. RL78/G13 I2C API比較

マイコンによるI2C APIの差

API比較

マイコンのI2CにEEPROMを接続する例でAPIを比較します。RL78/G13、RL78/G14、LPC820のI2C関連APIの関数名だけを抜き出して列挙しました。太字は初期化関数です。

RL78/G13とRL78/G14は、CubeSuite+のコード生成を使うと、両マイコンとも同じAPI関数でEEPROM制御ができますが、ここでは、あえて出典のアプリケーションノートを使った場合を示しました。これらアプリノートは、最近リリースされたものです。

この表からマイコン、メーカでAPIとアプリの切り口が、かなり異なることが判ります。例えば、RL78/G13の場合は、SCLのHigh/Low出力など、プリミティブなAPIがあります。RL78/G14は、上位/下位の2階層構成(_EepMdl_と_Drv_で分離、各層に初期化があるので太字関数は2つ)で、マルチスレーブが容易です。LPC820は、3つの中では最もシンプルなAPIでCubeSuiteのコード生成出力に近いものです。

一方、最もアプリに近いAPIは、似ています。例えば、R_EEPROM_R、R_IIC_EepMdl_Read、I2C_MstReceiveやR_EEPROM_W、R_IIC_EepMdl_Write、I2C_MstSendなど。

このように比較的よく使われるEEPROM接続でも、APIは様々です。従って、APIを利用するアプリケーションも、残念ながら異なるものとなります。マイコン選定に当たって、デファクトスタンダートや、開発者の経験で選ばれる理由がここにあります。

テンプレートは、市販の入手容易なボードと無償ツールを使って、結局はオーダーメードになるマイコンアプリの初期立ち上がりを加速するためのものです。人気のあるマイコン機種と使い方を厳選し、トリッキーな手法なしに、素のマイコン性能を引出せるテンプレートを目指します。テンプレートに対するご意見、ご希望などは、info@happytech.jp へお寄せください。

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