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自動運転EV開発終了と技術者

Appleの自動運転EV開発終了の3理由記事(2023年3月22日、ITmedia)は、技術的面白さとビジネスとの共立の難しさを示しています。

日本では3月末は、配置転換の時期です。この記事を技術者目線で読み、個々の技術者にビジネスセンスが必要だという感想を書きます。

Apple自動運転終了理由

Appleが自動運転EV開発を終了

Appleは、ハードウェア/ソフトウェアの両方を開発・製造でき、ユニークな製品やサービス、価値観をユーザへ提供する企業で、現在GAFAMの1社です。そのAppleが、自動運転EV開発を終了した理由は、

  1. EV商品性と採算性の難しさ
  2. 自動運転技術の難しさと高リスク
  3. 自動運転中の新価値提供の難しさ

の3つを記事は挙げています。

難しさの中身は、記事に判り易く説明されています。本ブログ読者の方は、中身が判り、行間の技術困難度も推測できると思います。※自動運転とEVは別物も判る。

技術者がこれら課題を克服すれば、他社やライバルより優位に立てること、優位に立つために日々切磋琢磨していること、その結果喜びも得られること、つまり、技術者には最先端で面白い課題だと判ります。

配置転換技術者のモチベーション

配置転換技術者のモチベーションアップにビジネスセンス必要

その最先端技術者集団のAppleが、ビジネス的には自動運転EV開発の終了判断をしました。これにより、自動運転EVからAI部門へ配置転換された2000人の技術者は、どうモチベーションを保つのでしょうか?

※モチベーションとは、行動を維持する原動力や動機となる目的やきっかけ。

道路やネットワークなど外部環境と協調動作する自動運転EVに対し、AIは、自らネットワークを探査・情報収集し、生成AIで新たな情報を作成します。素人ながら、真逆の感じがします。

技術者の別部署への配置転換や移動は、ありがちです。詳細な移動理由が判ることもあるでしょうが、多くの場合、個人には簡単な移動通知だけです。

移動技術者がモチベーションを維持するには、ビジネスセンスが必要だと思います。つまり、記事記載の様々な「ビジネス採算性やリスク」を、自分で評価・分析できることが必要だと思います。

ビジネスセンスと技術の両方をバランス良く持てば、配置転換理由を深く理解し、新なモチベーションアップに繋がります。

Summary:技術造詣の深さとビジネスセンス

技術者に必要な技術造詣の深さとビジネスセンス

専門技術の造詣が深いこととビジネスセンスの両方を持つことは、技術者に必須です。自分の立ち位置を正確かつ俯瞰的に捉えるためです。

技術者・開発者は、専門分野の視野狭窄に陥る危険性もあります。技術的面白さにより、現状維持バイアスも発生します。

これらの危険には、採算性などのビジネスセンスを養い、俯瞰的なビジネス視野も同時に持つことで危険回避とモチベーション維持になると感じた記事でした。

Afterword:IoT MCU開発者も必読記事

Apple以外でもDysonやGoogleが撤退した自動運転開発史や、スマホを超える自動運転中のエンターテインメントなど、IoT MCU開発者にも役立つ面白い記事です。

自動運転レベル4の実証実験は、日本各地で行われています。が、事故報告も…。リスクを下げるためか、同業他社協業も検討中だとか・・・。激動自動運転とEV、目が離せません!


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