前回投稿の予想通り8月8日にLibreOffice最新版、安定版ともにメジャー更新されました。
パッケージ | 想定ユーザ | 2019/8/14版数 |
最新版(stable) | 技術マニア、新しいもの好き、パワーユーザ向け | 6.2.5 → 6.3.0 |
安定版(stable) | ビジネス組織、法人企業、慎重なユーザ向け | 6.1.6 → 6.2.5 → 6.2.6 |
※追記:8月14日、6.2系安定版を再改版し、6.2.6となりました。
公式LibreOfficeダウンロードサイトの配布版数は、6.3.0と6.2.6、6.1.6です。6.2系最後の最新版を改版し安定版6.2.6にしました。超安定版を望む方は、6.1系最後の6.1.6もダウンロード可能という構成です。
LibreOffice 6.3系の新機能
初めてのLibreOffice 6.3起動時に、リリースノート(日本語)への誘導と、1日に1回、日替りヒント(英語)が表示されるようになりました。
また、Writer/Calcは、パフォーマンス向上、Writer/Drawには、ユーザ処理に応じて自動的にツールバーが変わる「状況依存1行」という新ユーザインタフェース(次章参照)が追加されました。
その他、PDF印刷時の墨消し機能追加など多くの機能追加・改善がリリースノートを見ると解ります。
Writer/Drawの新ツールバー:状況依存1行
ユーザの処理対象が、文書か図形かに応じて表示中の1行ツールバーを動的に変え、表示エリアの有効活用を図るのが、Writer/Drawの新ツールバー:状況依存1行です。
多くのツールバーを常時表示するよりも編集対象に応じたツールバー表示で編集エリアを広くとれるので、より作業に集中できます。ツールバー履歴を活用し、使用頻度が高いツールバーを表示するようになるかもしれません。数多いツールバー機能を、ユーザへ上手く使ってもらう支援方法としては良くできていると思います。