R8C/25の開発ツール、HEW Version 4.09.00.007が1年以上バージョンアップしていないことは、以前のプログでも書きました。このHEWの動作環境は、64ビット版Window7です。5月31日にWindows8 RPがリリースされましたので、この新しい64ビット版Windows8 RPで、現状のR8C/25 HEWが動作するかをレポートします。
結果は、デスクトップアプリとして何の問題もなくWindows8 RP上で動作しました。Windows8 Release Preview とCustomer Previewとの違いは、より製品版に近いこと、画面描写がカッコ良くなったことなどです。詳細は、いろいろ記事がでるでしょうから、そちらを参照して頂くとして、ここでは、HEWがWindows8 RP上で、どのように動作するかにフォーカスしてレポートします。
Windows8スタート画面 デクストップHEW画面(チャーム出現時)
HEWをWindows8 RPへインストールすると、スタート画面のタイルに、普段はあまり使わない全アプリのタイルが自動的に登録されます。これは、わずらわしいので、不要なタイルを右クリックし、「スタート画面からピン止めを外す」を実行し、必要最低限のタイルのみにすることをお勧めします。私は、HEWタイルのみにしました。
HEWタイルをクリックすると、デスクトップ画面に切り替わり、アプリが起動します。通常のアプリは、Windows7画面からスタートボタンを消したこのデスクトップ画面で動作します。マウスを右端に持ってくると、チャームと呼ばれる黒い縦帯の「検索」…「設定」の簡易ランチャーと、時計が自動的に表示されます。右端までの長いソースコードは記述すると、このチャームとバッティングするので、程ほどの長さのコード記述が良いでしょう。その他は、特にWindows7との差は感じませんでした。
製品版とほとんど同じと言われるWindows8 Release PreviewでHEWが動作しましたので、タイルやチャームに気を付ければ、Windows8移行は問題なしと思われます。