Windows 11 24H2アップグレードを止め、Win11 23H2に維持する時の注意点を示します。弊社4PCは、LAN接続トラブルのため2025年3月末までWin11 23H2運用を決めました。しかし、各PCへ、Microsoftからしばしば鬱陶しいWin11 24H2アップグレード催促があります。
しつこいWin11 24H2アップグレード催促
年末にWin11 24H2アップグレード通知が来る方も多いでしょう。Win11 23H2維持かWin11 24H2アップグレードかは、ユーザが選択可能です。しかし、その選択は間違い易いので注意が必要です。
Win11 23H2は、Win10と同一OSコアで、従来ソフトウェア/アプリと互換性を維持したWin11です。一方、Win11 24H2は、言わばAI対応Copilot+ PC用次期Win12のβテスト版、OSコアもWin10から大幅変更したため何かとトラブルが多いWin11です(詳細Win11 24H2目的とWin12参照)。
しかも、多くのAI機能は、Copilot+ PC仕様以上でないと動作しません。
弊社はWin11 23H2維持のために、コチラのグループボリシー設定でアップグレードを無効化しました。しかし設定後、数日すると再び下図Win11 24H2アップグレード催促メッセージが出力されます。つまり、手動アップグレード無効化は、Win11 24H2催促回数が減るだけの効果です。
但し、24H2ダウンロードとインストールをクリックしない、または、オプションの更新プログラムで24H2を選択しなければ、勝手にWin11 24H2へ更新されることはありません。
逆に、どちらかを間違って選択すると、Win11 24H2アップグレードが始まります。間違い易いのは、他の更新プログラムが多数ある場合です。
Win11 23H2セキュリティ更新は通常どおり配布
筆者が、前章の手動アップグレード無効化で気になったのは、手動で固定化したWin11 23H2へ果たして通常どおりWindowsセキュリティ更新が配布されるかでした。
これは、12月11日のセキュリティ更新が、固定Win11 23H2へも配布されましたので問題ありません。
つまり、前章のWin11 24H2催促プログラムと、通常のWin11 23H2セキュリティ更新プログラムが多数ある時に、間違わずに23H2を選択すれば、ユーザが望む間はWin11 23H2として運用できます。
2025年Windowsセキュリティ更新スケジュール
さて、2025年のWindowsセキュリティ更新スケジュール、いわゆるPatch Tuesdayが発表されました。日本では、水曜午前3時頃から配布開始されます。
Win11 23H2、Win10サポート終了は、2025年10月14日です。この日までにWin11 24H2アップグレードが必須ですのでご注意ください。
2025年予定 | Pacific Standard Time (US) | 日本時間午前3時 |
1月 | 14日(火曜) | 15日(水曜) |
2月 | 11日(火曜) | 12日(水曜) |
3月 | 11日(火曜) | 12日(水曜) |
4月 | 8日(火曜) | 9日(水曜) |
5月 | 13日(火曜) | 14日(水曜) |
6月 | 10月(火曜) | 11日(水曜) |
7月 | 8日(火曜) | 9日(水曜) |
8月 | 12日(火曜) | 13日(水曜) |
9月 | 9日(火曜) | 10日(水曜) |
10月 | 14日(火曜)
※Win11 23H2/Win10サポート終了 |
15日(水曜) |
11月 | 11日(火曜) | 12日(水曜) |
12月 | 9日(火曜) | 10日(水曜) |
Summary:Windows 11 23H2維持注意点
Windows 11 24H2アップグレードを止め、Win11 23H2として維持する時の注意点を示しました。
Win11 23H2として維持運用するには、煩わしく出力されるWin11 24H2催促プログラムと、Patch Tuesdayに配布されるWin11 23H2セキュリティ更新プログラムを、間違わずに選択しインストールすることです。
Afterword:来週27日は投稿休み、次回1月3日
今年の金曜投稿は、本稿が最後です。次回は、2025年1月3日(金)に投稿します。
皆様、今年も本ブログをご覧頂きありがとうございました。良いお年をお迎えください。